コラム

優秀な人から昇進できるわけではない

出典:Photo credit: Antonis G. (agbgng) on Visualhunt

ある会社で働いていたときに、作業能力のすさまじい人がいました。

能力だけを基準にして、昇進させるのであれば、その人を真っ先に昇進させるはずです。

実際はそういうわけではなく、作業能力のやや劣っている人が上司候補となっていました。

優秀すぎる人というのは、ほとんど選ばれていませんでした。

優秀すぎる人間は問題を起こす確率も高い

作業能力のすさまじい人のほとんどは、一匹狼という印象を持ちました。

個人では素晴らしい成績を収めても、チームにとってマイナスになる可能性もあります。会社からすれば辞めてほしい人材に分類されるかもしれません。

優秀すぎる人間は、自分のやり方が絶対です。自分のやり方=社会のルールと思い込んでいる人は少なくありません。

能の溢れている社員は日本では求められない

ほとんどの職種においては、才能の溢れている人間は求められていないのが実情です。

ほどほどの能力を持っていて、チームに溶け込める人材を重視する傾向は強いです。

最後に

才能50点、チームワーク100点を日本人は好みます。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 休むことなく、働き続ける髭
  2. 小川寛大『南北戦争 – アメリカを二つに裂いた内戦』…
  3. 小説:『君と共に生きられたら 上』
  4. 暑がりさんVS寒がりさん
  5. 大変厄介な三大欲求
  6. 人材を育てる難しさ
  7. 小説:『自分の道(1)』
  8. もっと図書館を活用しよう

おすすめ記事

障碍者へのアンケートを行っている市もある

 福祉に関する調査のためのアンケートが自宅に送られてきた。対象者は昨年の12月現在で…

同じ薬を複数の病院から処方されることで新しい発見がある

 同じ薬を複数の病院から処方されることは重要なのかもしれない。 筆者は腰の痛み止…

怖い話『赤い月』

友人と自転車で買い物に出かけたときのこと。帰りの川沿いの道を走っている時には、す…

怖い話『呼んでるよ』

夕刻頃、2階の部屋にいると、背後の襖が開く気配がしました。襖の向こうから妹がいつ…

棋士はどの職業よりも長く続けられる

 現役(今回はお金を得ているという意味で用いる)でいられる期間はスポーツ界ではかなり…

新着記事

PAGE TOP