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その心の痛みは愛した証
ペットを飼っている方なら皆さんご存知だと思います、『ペットロス症候群』。
筆者自身、愛犬を亡くしてからきちんと克服するのに17年かかりました。
しかも犬が大好きだったので、当時の職業はトリマー。
犬が触れなくなってしまったので、退職して毎日泣いて過ごしました。
現在は動物医療が発達してペットが長生きになり、自分の子どものように可愛がり、重度のペットロス症候群に陥る方も多いようです。
そんなに泣いてくれるほど自分を愛してくれた飼い主のことを、ペットたちは同じくらい愛しているし、愛された自分を誇りに思っているはずです。
泣き疲れたら、お空で自分の飼い主自慢をしているペットたちを想像してみてください。
有名な『虹の橋』という詩
先に亡くなったペットたちが天国の手前の虹の橋のふもとで飼い主を待っていて、飼い主がそこに来た時に一緒に天国に行くという詩です。
もう会えない…という思いで心が押しつぶされそうな時、この詩は『再会』を思わせてくれるので、あの子に再会できる日まで頑張って生きていこうと思える気がします。
長年作者がわからなかった『虹の橋』ですが、2023年に判明したようですね。
スコットランド在住のエドナ・クライン・リーキーさんという女性が60年以上前にご自身の愛犬メイジャーを亡くした時に書いた詩だそうです。
『虹の橋』が心に響くのは、作者が自身と愛犬を救うために書いた何の計算もない純粋な詩だからだと思います。
ペットと生きる選択・ペットを飼わない選択
動物は大好きだけど、別れが辛いので飼わないという選択をする方もいます。
別れは辛いけど、ペットと共に過ごせる限られた時間を大切にしたいから飼うという選択をする方もいます。
どちらも優しい考え方だと思います。
まとめ
ペットを失った辛さのあまり、後追いを考える方も多くいると聞きます。
今すぐ泣きじゃくったまま会いに行かなくても、ペットたちは虹の橋のふもとで待っていてくれます。
あなたが忘れない限り、ペットたちはあなたの心の中で生き続けます。
ペットたちがくれた幸せ、教えてくれたこと、たくさんあると思います。
ペットがいると心が豊かになって、人生そのものが豊かに変わると思うのです。
ペットたちが遺してくれた思い出と豊かさを無駄にせず、残りの人生を生き抜いて、
「君に胸を張って再会するために、全力で生きたよ。ありがとう」と笑顔で言ってあげたら、待っていたペットたちはすごく喜んで、自分を誇りに思ってくれると思います。
文章:天蔵