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七色のケーキとか気持ち悪い
人間って変な生き物だ。
自然界の赤や黄色などの明るい色は警戒色で、「食うな!」と言っている。だが、人間はこれらの色を見ると逆においしそうだと感じ、食欲が増すのだ。
著者も濃いオレンジ色を見ると、野菜ジュースやオレンジジュースのようですごく飲みたくなってしまう。
自然に生きる者たちからすれば理不尽なことだろうな。
なんか、こっちは中指を立てているのに笑顔で頭をなでなでされた、みたいな。すごい理不尽だ。ちきしょー!
というなんとも不思議な話。
禿げの謎
それと、人間というくくりでこの話をするのは少し間違っているが、まだ気になっていることがある。
日本人は何故、禿げることを過剰に気にするのだろう。少し前まで禿げも同然(丁髷)の髪型だったのに。
因みに、ザビエルカットと呼ばれているあの髪型は「トンスラ」といい、ああすることで俗世との繋がりを切るとかなんとか。
カトリックの考え方は分からないが、恐らく僧の剃髪も同じような意味があるのだろう。
まあ、それはそれで置いておいて。
著者の勝手な考えだが、恐らく海外では悪口に「ハゲ」という言葉を使わないだろうな。日本人はバリバリ使うが。
「ハゲ!」
「ハゲじゃない。頭の爽やかなお父さんと呼びなさい」
とか。
「てめえは向こうで禿げ散らかしとけ!」
「散らかるか!百歩譲って整備されたハゲだ!」
的なやりとりを欧米の人がやるイメージがまるでわかない。
ハゲを気にしていないとこの『銀魂』のやりとりも生まれなかっただろうし、海原はるか・かなた師匠のあの芸もこの世にはない。
何故だ。何故こんなにもハゲを気にするのだ。
もう薄らってしまったら、潔くスキンヘッドにジョブチェンジすればいいのに、と一部の人は思っていることだろう。
シンデレラを助けたのは魔法使いじゃなくて木
昔の童話を読んだことがあるだろうか。最近好きで、色んな童話、主にグリム童話について調べている。調べていると、
「これが本当に童に聞かせる話なのか…(怯)」
「タイトルから駄目だろ!」
となってしまうものが多い。
最近知ったのは、『人殺し城』や『ほうちょうをもった手』だ。
タイトルがショッキングだ。えええっ!これ読ませんの⁈みたいな。だが、一周回って逆に読み聞かせてみたくなる。
因みに著者の好きな童話は『ねずの木』だ。
さて、ここで言いたいことはグリム童話の怖い魅力ではない。
コンプライアンスやBPOが子どもたちへの悪影響がどうのこうのと言っているな。
だとしたら、こんなにストレートに怖いタイトルと内容の童話が出回っていた時代の子どもたちは、青髭だったり、窯に老婆を押し込んだり、踵や指先を切り落としたり、手柄の為に弟を殺したりして血みどろの世界になっていたのだろうか?そんなことはないと思うなぁ。あったとしてもそれは稀有だ。
だからさ、そんなにコンプラとか気にしなくてもいいんじゃないの。もっと広い目で物事を見ようよ。消滅させるのではなく、年齢制限するなりしてね。
文章:ぴえろ