常に平常心を保っていきたいものですね。
人は、心が乱される時がままあると思います。
すごく緊張したり、トラブルで動揺したり、怒りで心がイライラしたりして。
そんな時は、なかなか冷静になれないものですが、そういう時に、冷静になって平常心を保てれば、大きな失敗は避けることができます。
いつもの自分自身を取り戻すことができれば、いいのですが。
そのためには、心理学者・渋谷昌三氏が推奨されているのですが、ルーティンを作っておくことです。
ルーティンを実行することで、いつもの安定した心を取り戻せるということなのだそうです。
また、五輪メダリストでメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京氏が、セルフトークの改善が、思考・メンタルのコントロールを可能にするのでは、と推奨されています。
ネガティブな心の声をポジティブに言い換えることだそうです。
また、日本アンガーマネジメント協会の代表理事・安藤俊介氏が、アンガーマネジメントを推奨されています。
怒りの感情を抑え込むのではなく、湧いてきた怒りにどう対処するかが、重要であると。
怒りの感情の衝動のコントロール、思考のコントロール、行動のコントロールというアプローチがあるそうです。
衝動のコントロールとは、怒りの感情をやり過ごすこと。
思考のコントロールとは、本当に怒るべきかを考えること。
行動のコントロールとは、重要でコントロール可能なことだけについてだけ怒る。
ことだそうです。
そうであっても、冷静になって対処していきたいものですね。
以上三つの方法をご紹介させていただきました。
仏典に、「心の師とはなるとも、心を師とせざれ」ともあります。
「わが心に対して師とはなっても、わが心を師としてはならない」という意味です。
弱い自身の心に従うのではなく、強い心を持っていきなさいと。
いつもの自分自身を取り戻して、平常心を保っていきたいものですね。
文章:シャーペン
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