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世界終末時計とは?
核戦争や自然災害などによる人類の絶滅を「午前0時」になぞらえ、「原子力科学者会報」の表紙絵でカウントダウンする「世界終末時計」。
時計の45分から0時までの部分を切り出した絵で表されるこの時計は、1947年に作られて以降、7分→2分→12分→17分と、「水爆実験」や「米ソ冷戦終結」などの世界問題が起こるたびに増減を繰り返してきました。
残り90秒に差し迫る理由
しかしこれ以後、残り時間を減らす方向にしか進まず、今年ついに「あと90秒」となってしまい、2020年の100秒を切る事態となりました。
この理由に、ウクライナ侵攻での核兵器使用リスクが高まっていることや、新型コロナウイルス対策のロックダウンが解除に向かっていることで、二酸化炭素排出量の増加・気候変動のリスクが高まっていることが挙げられており、「私たちは、前例のない危険な時代に生きており、終末時計の時刻はその現実を反映しています」と、原子科学者会報のCEOは述べました。
問題が山積みの人類
「世界人口の増加」「アースオーバーシュートデー」「6度目の大量絶滅」「砂不足」など、世界規模の問題がいくつもある現状、カウントダウンが0になる日もそう遠くないかもしれません。
文章:ファンキー後藤