サスペンス・ホラー

怖い話『おばけやしき』

 

友人ととある公苑のお化け屋敷に入った。

薄暗い中、通路の板を踏み込むと、パッと明かりがつき、そこに生首などが照らし出される仕組みだ。

壁板もところどころ隙間があって、そこから外光が入ってくる。

全体的に作りは雑だが、それが返って不気味さを醸し出していた。

 

「あんまり怖くないなあ」と先に進む友人は言いながらも、途中から早足になっていった。

『なんだ?』

お化け屋敷を出ると、友人は安心したように膝に手を付いて、大きくため息を吐いた。

「なんだよ、イキがって。やっぱり怖かったんじゃないのか?」

と言うわたしに友人は言った。

「気付かなかったのか?途中から影が、俺とお前の他にもうひとつ付いてきていたことを・・・」

 

 

文章:百百太郎

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/16645860953/6bb79cd931/

 

 

 

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