サスペンス・ホラー

怖い話『おばけやしき』

 

友人ととある公苑のお化け屋敷に入った。

薄暗い中、通路の板を踏み込むと、パッと明かりがつき、そこに生首などが照らし出される仕組みだ。

壁板もところどころ隙間があって、そこから外光が入ってくる。

全体的に作りは雑だが、それが返って不気味さを醸し出していた。

 

「あんまり怖くないなあ」と先に進む友人は言いながらも、途中から早足になっていった。

『なんだ?』

お化け屋敷を出ると、友人は安心したように膝に手を付いて、大きくため息を吐いた。

「なんだよ、イキがって。やっぱり怖かったんじゃないのか?」

と言うわたしに友人は言った。

「気付かなかったのか?途中から影が、俺とお前の他にもうひとつ付いてきていたことを・・・」

 

 

文章:百百太郎

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/16645860953/6bb79cd931/

 

 

 

関連記事

  1. 怖い話:『見える人、見えない人』
  2. 怖い話『ドラム缶』
  3. 怖い話『深夜のコンビニバイト』
  4. 創作『空の上からの悪戯』
  5. 怖い話『待っている人』
  6. 怖い話『仮眠室での出来事』
  7. 怖い話『古い写真』
  8. 怖い話『窓の外から笑うもの』

おすすめ記事

『もう二度と相談しない』―相談相手は選ぶべき―

「何かあった?」…「相談に乗るよ」と…言われ…

怖い話『誰の頭?』

3階の自宅マンションにいると、外でガシャーン!と凄い音がした。「…

怖い話『心霊的な何か』

家族で温泉旅館に泊まりに行った時のこと。夜中に突然、額をパーン!と勢いよく叩かれ…

「運」の善し悪しなんて気にしないで下さい! 

『「運」の善し悪しなんて気にしないで下さい!』「運」より「地道な…

箱根駅伝の予選のやり方が変更

 従来の予選参加資格は関東の大学のみとなっていました。それゆえ、関東…

新着記事

PAGE TOP