プログラミングやウェブ制作に特化した就労移行支援事業所に通っていた時に、ちょっとしたトラブルがありました。
貸与されたノートパソコンがWi-Fiにつながらず、講師の方に助けを求めました。
歴戦の猛者である講師の方が原因を突き止めるべく、BIOS画面を開いたりして色々と調べてくださいました。しかし、なかなか原因が分かりません。
講師の方が、パソコンに詳しくない支援員の方に聞くと、そのパソコンには機内モードにするための物理ボタンが存在することが分かったのです。
通常、WindowsだとWi-Fi設定のところに機内モードにするボタン(画面のなか)があるのですが、そのパソコンは背面あたりに物理的なボタンがあるタイプだったのです。
そんなのがあるとは講師の方々もわたしも思いもよらなかったので、あっけにとられて笑いがおきました。
このささいな出来事から教訓を得ることができました。
ここで大事なことは、トラブルシューティングにおいてあらゆる可能性を排除しない、ということです。
「それはないやろう」と思うようなことも考えに含めてみる。重要性の高いところから考えてみるのはもちろん大切ですが、なさそうなこともしっかり考えておくことが必要なんです。
考える範囲を広くする、ということはひとに聞いてみることも含んでいます。上の例だと支援員の方に聞いてみたことで、考えつかなかった事柄が発見できたのです。
さまざまな可能性を考えてみることや他者に相談するなどして広く意見を求めることなどが、トラブル対応には欠かせないことなのではないでしょうか。
文章:増何臍阿
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