【大相撲】幕下上位は過酷である
幕下上位(5枚目くらいまで)は、番付を維持するのは厳しいです。その理由を書いていきます。
番付の上昇より、降下が大きい
幕下上位で勝ち越しても、番付は半枚しか上がらないこともあります。5勝2敗の成績であっても、半枚の上昇にとどまることもあります。番付を上げるのは、厳しい地位といえます。
3勝4敗の成績で、幕下上位で負け越したとします。番付は3~4.5枚の降下です。上げ幅よりも、下げ幅が大きいです。
幕下の6枚目以下に落ちると、翌場所に十両を目指すのは、かなり厳しくなります。(十両にあがるためには、全勝を必要とすることがほとんど)
2勝5敗であった場合、番付の降下はさらに大きくなります。9枚~11枚の降下により、十両昇進は閉ざされることになるでしょう。
1勝6敗であった場合、翌場所の十両昇進条件を満たせなくなります。十両に昇進するためには、2場所以上が必要です。
十両から落ちてくる力士がいないと、十両にあがることはできない
十両から落ちてくる力士がいないと、十両にあがるのは基本的に不可能です。(十両に残れる成績で、幕下に落ちるのは稀。十両に残れる成績で幕下に落ちたのは、2017年の旭日松が最後)
十両昇進は、十両下位の力士の成績に大きく左右されます。
最後に
5割の成績では、幕下上位で番付を維持することはできません。6割の成績であっても、番付が落ちることもあります。厳しい番付といえるのではないでしょうか。
文章:陰と陽
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