人生

八風

 

仏典に

 

「賢人は、八風と申して八つのかぜにおかされぬを、賢人と申すなり。

 

利い・衰え・毀れ・誉れ・称え・譏り・苦しみ・楽しみなり。

 

おお心は、利いあるによろこばず、おとろうるになげかず等のことなり。

 

この八風におかされぬ人をば、必ず天はまぼらせ給うなり。

 

しかるを、ひりに主をうらみなんどし候えば、いかに申せども、天まぼり給うことなし。」とあります。

 

人生には、八つの風が吹き荒れます。

 

一般的に人々が望み求める「利・誉・称・楽」の四順と、いやがり避ける「衰・毀・譏・苦」の四違です。

 

これら八つの風に振り回されていたのでは、ならない。

 

八風に侵されない人を必ず諸天が守っていくと仰せです。

 

要は、八風に動じない「自分自身」を作るということです。

 

確固不動の主体性のある自立した自己を築くことだと思います。

 

それが、賢人の生き方であるという事です。

 

愚か者にならずに、賢人になっていきたいものです。

 

毀誉褒貶の八風にも微動だにしない賢人の生き方を、貫いていきたい。

 

 

文章:シャーペン

 

 

画像提供元  https://foter.com/d/d.php?f=https%3A%2F%2Flive.staticflickr.com%2F5591%2F14915303925_41ab283866_c.jpg&s=104ecd834acaa60e2c0153ddcf24ec62

関連記事

  1. 【恋愛関係コラム】あなたにも大切な人はいますか?
  2. ITエンジニアをしても、しなくても、人生は続く
  3. 学んだことを血肉に
  4. 【こんな男性は嫌だ!】絶対に付き合いたくない…関わりたくない! …
  5. 他人との距離を取る人の心理
  6. 危険や罠の分類について
  7. 強く生きる
  8. 社会における「えこひいき」

おすすめ記事

海苔の種類は関西、関東で異なる

 海苔は関西と関東で異なる。関西は味付け海苔、関東は焼海海苔が使用されています。…

コラム:『庭園にて』

大通りを歩く。辺りには通行人に踏みつけられた銀杏の実が、強い匂いを発している。駅…

横綱の二人に注意を決議

 横綱審議委員会は成績不振、休場の多い横綱に対して、「激励・注意・引退勧告」を決議で…

怖い話『夜中のお使い』

友人と夜の山道をドライブしていた。「喉が渇いた」…

京阪電車の3000系快速急行が減少した理由

 京阪電車の3000系は快速急行用として開発されました。2008年の中之島線開通直後…

新着記事

PAGE TOP