詩・ポエム

詩:『揺れる』

 

揺れた気がする

地震かと思って速報を待ったが

地震のニュースはない

ぐらっときたのだが

揺れていたのはどうも自分だった

 

部屋で横になっているとき

机の前で座っているとき

たまに揺れる

めまいの類だろうか

しかし倒れこむほどではない

 

揺れて揺れて仰向けになるとまた揺れて

天井が回る目が回る

吐き気を催す時

立ち上がってトイレに行けるだろうか

それが心配

 

揺れて回り

どこへ落ちていくのだろう

床に沈み込み隙間を抜けて

ぽたりぽたりと

滴り落ちる

 

溶けた流れは

排水溝へ辿り着けぬまま

乾いてこびりつき

染みになって

取れなくなる

 

 

文章:drachan

 

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