きつねダンスが話題沸騰している。
パ・リーグ野球チームの北海道日本ハムファイターズのチアのファイターズガールがイニングの合間に踊るアレである。
北国からのパフォーマンス
球団マスコットキャラクターのフレップがキタキツネを模していることから、キツネをモチーフにした歌とダンスで人気を博しているのだ。
What Does The Fox Say?(きつねはなんて鳴くんだ?)
楽曲はノルウェーの男性コメディアン兄弟による「Ylvis」(イルヴィス)のキツネを題材にした「The Fox」である。
チアガールズの苦難
初披露は3月31日、当時の観客は無反応で、ファイターズガール達も、観客が一緒に踊ってくれないから、不安と恥ずかしさでいっぱいだったそう。
それからじわじわと人気が広がった。5月の大型連休明けにファイターズガールの踊りに合わせて少しずつ一緒に踊る観客が増えたのだ。
きっかけはチームのノリの良い選手たちがイニングの合間にダンスの振り付けをマネしだしたからという。
努力が実るとき
今では野球中継のテレビ放送でも、イニングの合間はCMが流れるが、そのCMを流さずにきつねダンスを放映する過熱ぶりである。
動画サイトもブレイクを後押し
なぜこれほど人気があるのか。
まずは振り付けのキュートさがある。
次にノリの良いリズムの音楽がある。
手の動きに注目してほしい。
身体全体でパフォーマンスするチアにしては小刻みなステップと両手の動きでしか演出を行っていない。
これは、球場の観客達が座ったままパフォーマンスをマネしやすいように工夫された結果である。
シンプルイズベスト
次に覚えやすい両腕の動きでアピールしている。
何回か見ているだけで見様見真似である程度ダンスに参加出来るようになっている。
他愛のない踊りで一体感を得られる可愛らしいダンス。
これはいいかえると子供から大人まで男女問わずに参加できるお遊戯なのだ。
仕掛け人は誰?
お遊戯と言えば語弊があるが、球場の観客たちは熱気と興奮と一体感を求めてやってくると思われる。
その一体感を、チアのメンバーたちは中毒性と感染力の高いダンスパフォーマンスで提供しているのだ。だからどうしてもキュートでシンプルな踊り方が求められる。キタキツネというシンプルで統一したモチーフを駆使して楽曲や振付を考えた仕掛け人の目論見は見事、的を射たようで、球場に来る観客たちを魅了してやまない。
今後の動向
夏の高校野球で熱闘を繰り広げる高校球児を応援するチア達もとうぜんこのきつねダンスを取り入れる兆しも感じられる。
このブームはまだまだ勢いがありそうだ。
文章:drachan
画像提供元 https://www.pexels.com/ja-jp/photo/7104564/