福祉・医療

就労継続支援A型作業所が倒産する理由

 

 就労継続支援A型事業所(以下、A型事業所と略します)の倒産が増えています。そうなる理由を、わかりやすく書いていきます。

 あくまでも、筆者の個人的見解だということをご理解の上でお読みください。

 

 経営の体力がない

 

 子会社意外に扱われている、A型事業所以外は、基本的にお金(経営の体力)が不足しています。それゆえ、倒産につながりやすくなっています。

 

 A型作業所を利用するときは、親会社のあるところにしましょう。仕事はきつくなるものの、倒産のリスクはかなり下がります。

 

 支援員に営業能力がない

 

 支援員が利益のあがる仕事を取ってくれば、事業所を閉鎖する必要性はありません。A型事業所の閉鎖は、支援員の能力不足が引き起こした、人災といえるのではないでしょうか。

 

 営業能力のある支援員を採用することで、黒字化できる確率が高まります。A型作業員を雇うときは、支援する力よりも、営業力がカギになりそうです。

 

 B型作業所であれば、支援員の営業能力は必要になりません。営業能力のない支援員には、A型作業所を退職してもらい、B型事業所で働いてもらったほうがよいでしょう。支援員、利用者の双方にとって、win-winの関係が築かれます。

 

 利用者が仕事についていけない

 

 支援員が仕事を取れたとしても、利用者に能力がないこともあります。利用者の不手際により、せっかくの仕事がなくなることも想定されます。このケースについては、支援員が悪いのではなく、利用者が悪いことになります。

 

 親会社のあるところなどは、積極的に参入していることもある

 

 倒産ばかりが目に付くものの、新規事業で参入しているところもあります。倒産しているだけでなく、作られていくこともあるでしょう。

 

 まとめ

 

 利益の為だけに作られた事業所は閉鎖していき、親会社のある企業に新設されることになっていくと思われます。最低賃金以上で働きたいのであれば、親会社のあるところを選択するようにしましょう。

 

 

文章:陰と陽

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/118349129/1cd5b214fe/

関連記事

  1. 障碍者はどのような分野に就職するのか
  2. 結果主義は障碍者にとって生きにくい
  3. コロナウイルスは障碍者の就職活動に影響を及ぼしている
  4. 成功するのに必要なのは才能よりもストイックさ
  5. 障碍者支援で思うこと
  6. 障碍者枠は週に30時間以上働くことが求められる.
  7. A型作業所は手帳を取得していなくとも利用できる
  8. 依存症への精神科医の拒否感は強い

おすすめ記事

何を信じるか

人は誰でも良くなりたいと願っているものです。悪くなりたいなんて誰も思わないでしょ…

怖い話『階段からくる子』

小学生のある日、お昼から雨が降り出した時のこと。下校時間にはすっかり本降りです。…

菅野仁『友だち幻想  人と人の〈つながり〉を考える』ちくまプリマ―新書

菅野仁『友だち幻想  人と人の〈つながり〉を考える』2008年に…

働かざる者喰うべからずっていうけどね

これが労働の義務ですか?「65歳以上の方、アルバイト募集中!」「60を過ぎても働ける世界…

【海外ニュースウォッチ】ゼロ金利の終わり【第八回】

海外のニュースから、筆者が気になったものをピックアップしてわかりやすくお届けするシリ…

新着記事

PAGE TOP