サスペンス・ホラー

怖い話『廊下に続く足痕』

 

小学校の林間学校でのこと。

夜のレクリエーションで、ボランティアの大学生が怖い話をするって言うのがあった。

大広間にみんなを集めて、部屋を暗くして、スライド映写機で進行する趣向だ。

 

そのレクリエーションが終わり、みんなが「怖かったなー」などと言いながら、部屋を出ようと障子を開けると・・・。

廊下に濡れた足痕が点々と続いていた。

みんなはそれを見て、「でたー」っと、それぞれ声にならない悲鳴を上げた。

 

実は・・・。

わたしは後ろの方で、みんなが怖がる様子を見ながら、大学生の怖い話にも聞き入っている時に、隣の女子がふと席を立ったことを知っていた。

その足痕は、その女子がお漏らしした痕ということは、疑いようがなかった。

それを知っているわたしは一人、みなが怖がる様子を見てほくそ笑んでいた。

 

文章:百百太郎

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/44011003114/a297e033a1/

 

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