詩・ポエム

詩:『うしなわれてしまったもの』

 

うしなわれてしまったもの

 

どんなものだったのか

 

なんであったのか

 

それも思い出されない

 

大事なものだった

 

きがかりだけがある

 

ただなんとなく

 

なくてあたりまえとなった

 

今となっては

 

誰も嘆くことはない

 

不思議なことではない

 

なにがなくなったのか

 

誰にもわからないから

 

あっけらかんとしているやからに

 

蹂躙されるほかはないのか

 

うしなわれてしまったものを

 

ただ守るためには

 

文章:parrhesia

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/3597363547/bfd8924a83/

関連記事

  1. 『大切な人だから』
  2. 『おやすみ……』
  3. 『塗り替えられていく』―繰り返しなんだよ―
  4. 『感情のまま』
  5. 『毎日朝が明けるのが…』
  6. 『時が経つのは早い』
  7. 『ごめんねよりありがとう』
  8. 『自分を褒めよう』
PAGE TOP