サスペンス・ホラー

怖い話『お前がいないと』

 

大学の友人の話。

大学サークルで合宿に行くことになったが、サークル仲間3人で同じところでバイトしている。

3人全員が一度にバイトを休むわけにいかず、友人が一人残ることになった。

 

その日の夜、バイトを終えて帰宅し、「今頃は、酒盛りしている頃だろうな」なんて思っているところに電話がかかってきた。

出ると男の声で、

 

「お前がいないと、淋しいよぉ・・・」

 

と一言だけで切れた。

 

後日、そのことを仲間に話すと、その時間に電話を掛けたものは誰もいないという。

結局、誰からの電話かわからずじまい。

 

「オバケだったのか?こっそり掛けてきた者がいたのか?どちらにしても怖くね?」

 

文章:百百太郎

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/11059685/2783288072/

 

と、友人は真顔で話した。

 

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