詩・ポエム

詩:『隠者の言い分』

 

雨戸を閉めて布団をかぶる

 

世の中の喧噪をよそに

 

静かにもの思いに沈む

 

今日世の中で起こった

 

あらゆる出来事は

 

なにか意味があったのか

 

わたしにはわからない

 

メタ倫理的な悲劇的実存から

 

対話的実存へと移れという

 

偉い学者の言葉

 

でもどうだ

 

意味があるというのか

 

際限のないおしゃべりが

 

つづくだけの

 

ただただおわりつづける世界に

 

結局のところ

 

ふたたび戻ることになる

 

悲劇的実存へと

 

文章:parrhesia

 

画像提供元 https://foter.com/f7/photo/15452359761/ce33328433/

 

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