羽生九段が名人戦A級陥落の危機
A級の降格者は原則として、2人となっています。降格は以下の順番で決まります。
1 順位戦の成績下位者
2 同じ成績で並んだ場合は順位が下の棋士(9人が5勝4敗でプレーオフになり、一番下の順位の棋士が挑戦者になった場合については、2番目に順位が下の棋士が降格する)
第80期名人戦における、これまでの対戦成績を示します。(数字は順位)
1 斎藤八段 7勝0敗
2 豊島九段 4勝3敗
3 広瀬八段 3勝4敗
4 糸谷八段 5勝2敗
5 菅井八段 3勝4敗
6 佐藤康光九段 3勝4敗
7 佐藤天彦九段 3勝3敗
8 羽生九段 2勝5敗
9 永瀬王座 3勝3敗
10 山崎八段 1勝6敗(降格決定)
*順位は79期の成績で決められています。(9位、10位はB級1組からの昇格者です)
永瀬王座と佐藤天彦九段の対局は後日に行われます。永瀬王座が勝利した場合、敗北した場合のそれぞれを見ていきます。
・永瀬王座が佐藤天彦九段に勝利した場合
羽生九段は2連勝しなければ降格します。2連勝しても、他の棋士との兼ね合いになります。
・永瀬王座が佐藤天彦九段に敗れた場合
次の永瀬王座との対局に勝利し、最終局も勝利なら残留となります。
永瀬王座に勝利し、最終戦に敗れた場合は、永瀬王座の結果によって残留もしくは降格となります。
*どちらの結果になったとしても、永瀬王座戦に敗北した時点で降格となります。
・順位が下であることが響いている
羽生九段は順位が8番目であるため、1~7番目の棋士と成績で並んだときは、下位の成績として扱われます。上位であったならば、展開は違っていたかもしれません。
まとめ
将棋界のレジェンドが危機に立たされています。残りの2局で挽回することはできるのでしょうか。
文章:陰と陽
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