サスペンス・ホラー

怖い話『誰のお母さん?』

 

子供の頃、友達の家にお泊りにいった時の話。

庭にテントを張って、そこで寝ることになった。

 

メンバーは仲良しの3人。

夕食とお風呂のあと、みんなでテントの中でトランプで盛り上がっていた。

そこにバタバタとテントを叩く音がした。

風ではなく、明らかに人が叩いている。

 

そして、テントの入り口が少し開き、そこから大人の女性が顔を突っ込んできた。

 

「楽しそうね、入っていい?」

 

もうテントの中は3人でいっぱいだ。

 

「入れるスペースがないから・・・」 

 

「あらー、残念」

 

そう言うとその女性は顔を引っ込めてテントの入り口を閉めて行ってしまった。

 

「お母さんかわいそうだよ、何とか詰めれば入れたのに・・・」

 

「今のは誰のお母さんだったの?」

 

「それに・・・ここ砂利石とかあるのに、足音もしなかったよね?」

 

文章:百百太郎

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f7/photo/264109821/02ca545921/

 

関連記事

  1. 怖い話:『13階』
  2. 怖い話『看板人形』
  3. 怖い話『姉の留守番』
  4. 怖い話『死んだのですか?』
  5. 怖い話『絵の女』
  6. 怖い話『廊下に続く足痕』
  7. 怖い話『赤い月』
  8. 怖い話:『転校初日の出来事』

おすすめ記事

短編小説『どうしようもない男に鉄槌を下す時がやってきた』

 人間は他人のやってほしいことを察知する能力が低いといわれている。私の旦那は違うと思…

日本人は他人の足を引っ張る天才

『日本人は他人の足を引っ張る天才』 日本人は足を引っ張る天才…

世界の国と国旗☆第30回目 エルサルバドル共和国

皆様こんにちは椎名 夏梨(しいな かりん)です。いつも読んで…

怖い話『誰かいたはずなのに』

高校時代の友人の話。寄り道した関係で学校からの帰りが遅くなった時のこと。玄関…

『何かのきっかけで…』―焦ってしまう毎日―

何かのきっかけで…将来が不安になる。言葉では…

新着記事

PAGE TOP