コラム

【第五回】『市場性の高い環境に身を置く』

 

ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』ダイヤモンド社 の紹介

 

本書は、「マーケット感覚を身につけること」がこれからの世界を生き残る重要事項であることを示し、そのための具体的な方法について次の5つを提示しています。

 

  1. プライシング能力を身につける
  2. インセンティブシステムを理解する
  3. 市場に評価される方法を学ぶ
  4. 失敗と成功の関係を理解する
  5. 市場性の高い環境に身を置く

 

最終回となる第五回は、「5.市場性の高い環境に身を置く」についてご紹介します。

 

市場性の高い環境に身を置く

 

マーケット感覚を身につけるための5つめのポイントは、環境には固有の「市場性レベル」があることを理解し、意識的に市場性の高い環境を選ぶということです。

 

市場性の高い場所とは、需要者と供給者が価値を交換する現場や、人間のインセンティブシステムがダイレクトに働く場所、組織的ではなく市場的な意思決定方法が採用されている環境です。

 

実際にお客が財布からお金を出す瞬間=価値の交換が行われる現場を目撃すること、経営判断の迅速な外資系企業に勤めること、日本の大企業や公的機関で働かないこと、ベンチャー企業や自営業を選択することが勧められています。

 

都市と地方では市場性が高いのは都市ですが、市場性が高いだけに目をつけられたものはすぐに広がり模倣され陳腐化したり過当競争が起こります(つけ麺店など)。

一方、地方では市場性が低いために眠っている価値の源が存在します。

そのため、地方出身の人が都会にでてマーケット感覚を鍛えて地方に戻り地元の特産品を売って新しい地方おこしをするというのは構造的に成功しやすいものとなっています。

 

日本では学校というものが市場性の低い場所の最たるものとなっています。

そのため、学校に居続けるのではなく社会に早く出て市場の荒波にもまれるのがいいと

著者はいいます。

 

国であれ企業であれ学校であれ、世の中には市場性の高い場所とそうでない場所があります。

キャリア形成の段階で市場性の高い環境に身を置くことをプログラムに組み込むことが重要です。 

 

 

https://www.diamond.co.jp/book/9784478064788.html

©マーケット感覚を身につけよう | 書籍 | ダイヤモンド社

 

文章:増何臍阿

 

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