コラム

常見陽平『僕たちはガンダムのジムである』日経ビジネス人文庫

 

常見陽平『僕たちはガンダムのジムである』 

 

 

所謂、一般人が企業社会で生き抜くための戦略を講じた本とも言えます。 

 

「ジム」とは、アニメ『機動戦士ガンダム』で登場する量産型のモビルスーツで、ジムをその他大勢の人間として見立て、その位置から生き抜くための戦略を考えていく内容になっています。

 

「競争社会を勝ち抜くためには、経済合理的なエコノミックアニマルたる人間に自らを改造していかなければならない。」「一人ひとりがリーダーたる自覚を持ち、組織を牽引していかなければならない」とするのが、企業で生き残る術だといわれますが、著者はそうした考えに与しません。

 

本書においては、むしろ、一人ひとりが「ジム」である自覚を持った上で、自分なりのライフワークの在り方を模索するようにと誘っています。

 

「オレはガンダムになるために、まだまだ頑張らないと落ちこぼれてしまう」というような強迫観念に陥っているのであれば、本書を読むことによって、そうした生き方以外にも別の道もあるということに気づくのかも知れません。

 

本書の末尾に、著者から読書へ向けての問い掛けの言葉が、アニメの予告編で毎回流れていたお馴染みのメッセージで締めくくられていました。

 

 『君は生き延びることができるのか?』

 

文章:justice

関連記事

  1. 最低賃金は11年ぶりに据え置かれる確率が高い
  2. 要領よく生きるのはいいことか
  3. 春から新社会人となる人達へ
  4. 短編小説:『雪の日の在りし思い出』
  5. 黄金の血液を持つ人もいる
  6. 小説:『自分の道(2)』
  7. 他人を軽視するのはよそう
  8. ショートショート『休日のひとときをゆっくりと過ごす』

おすすめ記事

夏と言えば、筆者は祭りが思い出です。夜になると出店が軒を連ねて、お小遣いを持ってよく出かけた…

『ここまで来られた』―過去の流した涙が、今の自分を大きくさせるー

あの時流した涙が…あったからここまで…諦めず…

天才と障碍は紙一重

 天才と障碍は紙一重といわれる。 この見解については個人的に間違っていないと思う…

そうだ、お伊勢さん、行こう

お脳味噌をとろ火で煮詰めたら、焦げ付いたでござる(挨拶)。と、いうわけで、フジカワです。…

JR東日本『茅野(ちの)駅』と周辺紹介

 JR東日本『茅野駅』は、長野県茅野市茅野町にあるJR東日本中央本線の駅です。 …

新着記事

PAGE TOP