詩・ポエム

散文詩:『プラスチックの貨幣』

 

ビルが倒壊して

 

多額の保険金が支払われた

 

操り人形が怒り出す

 

俺たちのせいにしやがって

 

人形使いたちの争闘は

 

おざなりの区切りがついたが

 

後始末に頭を悩ませる

 

今日も俺の胃袋には

 

クレジットカード一枚分の

 

プラスチック

 

お世話になっているじゃないか

 

お前だって

 

とさいなむ轟音

 

しかし

 

中心が周辺に嫌なものを

 

押し付ける

 

それももう限界だ

 

文章:parrhesia

 

画像提供元 https://foter.com/f7/photo/49646727047/c2ea625123/

関連記事

  1. 詩:『エコマップを描いてみた』
  2. 『大人って…』
  3. 詩:『ありのままの自分』
  4. 『職の不安』―ちゃんと職が得られるだろうか?-
  5. 『長くは続かない』
  6. 『わがままじゃない』
  7. 『大粒の雨』
  8. 『別れは必ず来るもの』―別れが辛くなる前に、もっと楽しもうー
PAGE TOP