コラム

あなたは超能力を信じますか?

 

これを読んでいるあなた。

これは超常現象(オカルト)の話ではなく、怪しい記事ではありませんので最後まで読了お願いします。(私の不思議な体験と種明かしです。)

 

私、タイ駐在暦6年のおじさん世代です。(58歳)

日本で働いていた会社は150名程度の中小企業で時々、会社の慰安旅行があり、よく参加していました。

ほとんどが国内近場のバス旅行であり、行きと帰りのバスの中でカラオケ、宴会で旅館に着いても、夜は宴会と言うワンパターンですが、おじさん社員、おばさんパート社員には好評でした。(逆に若い社員はこう言う濃密な関係が苦手な様で参加率が低かった。)

 

じゃんけんゲーム3連勝

 

ある慰安旅行の時、夜の宴会も盛り上がって来て、酔った社長がポケットマネーを2万円出して、全員で「じゃんけんゲーム」をしようと言うことになりました。

ゲームの方法は司会者1人が舞台に立ち、社員、幹部(参加者約100名)も全員立ち上がり、司会者と全員一斉にじゃんけんをして、司会者に最後まで勝った者が現金を貰えると言うルールでした。(じゃんけんに負けたらその場に座る。)私も勝つ自信もありませんでしたが、ゲームに参加してみました。

じゃんけんゲームが進むうちにどんどん負けた人が座っていき、私は最後の10人くらいに残り、この時点でも勝ち残る自信はありませんでしたが、結局、最後まで残り、勝利者となり1万円貰いました。

ここまでだったら、人間誰でも一生に一回、ツキまくっている日があり、勝つと言うことはあると思います。

ただ、じゃんけんゲームはもう一回(1万円)あり、再度、全員参加の権利があり、私も参加しました。

ここで不思議なことが起こりました。なんと私がまたも最後の二人まで残りました。(私は一度賞金を貰っており、ここでもう一人の人に勝ちを譲りました。)

実は私は2回とも「ある方法」でじゃんけんをしており、2回目の最後に残ったもう一人の人にも事前にその方法を教えていたので最後まで2人で勝ち残りました。(その方法は後記に書いています。)

非常に気分のよい慰安旅行でしたが、時が経ち忘れていきました。

 

数年後、会社の忘年会で、最後に恒例の色々な商品の抽選会があり、特賞の液晶テレビだけは、また全員でじゃんけんゲームで決めることになりました。(参加は100名程度)

私も参加しましたが、以前、じゃんけんゲームで2回連続で勝ったことを思い出し、同じ方法でどうなるか試してみました。結果はまさかと思いましたが、勝ち残りました。(液晶テレビについては、私は会社の幹部だったので堂々と貰いづらく、結局、ほかの人に譲りました。)

 

私はじゃんけんの天才か?予知能力者か?

 

この結果聞いて皆さんはどう思われますか。

 

「小さな会社の100人程度のじゃんけんゲームで勝ったからって大したことはないよ。」

 

と思われるかも知れませんが、1回目のじゃんけんゲームの勝つ確率が100分の1であり、それを3回続けて勝つのは100×100×100の百万分の1であり、通常ではありえません。(確率の計算間違っていたらすみません。)

多分、世の中の優秀な頭脳を集めてスーパーコンピューターを使っても現在の科学では100人のじゃんけんゲームを3回連続で勝つ方法はないと思います。(じゃんけんとはグー、チョキ、パーの3種類しかなく単純ですが、人間が次に何を出すかなんて予想はできても確実にはわからない)

 

種明かし

 

上記で書いたじゃんけんゲームで私が使った方法とは「順番にグー、チョキ、パー、グー、チョキ、パー・・・と繰り返す」ことです。なんだ、そんなことか。と思うかも知れませんが、現実にじゃんけんゲーム3回連続で勝ちぬけたのです。

最初の1回目のじゃんけんゲームの時は、出す手を考えるのが面倒だったので、何も考えずグー、チョキ、パーと繰り返していたのですが、どんどん勝ち抜いていくにしたがって、これはすごいぞと思い、最後までグー、チョキ、パーでいきました。

2回目のじゃんけんゲームで、ほぼ確信に変わり、すごい発見を誰かに教えたくてそばにいる先輩に話しました。その先輩も2回目のじゃんけんゲームでグー、チョキ、パーを繰り返したので私と2人で最後まで勝ち残りました。3回目のじゃんけんゲームの時もまさかと思いましたが半分は勝つ確信がありました。

 

ここまで読んだ方はグー、チョキ、パーと順番に出すことが、じゃんけんに勝つ最強の方法かと思われるかもしれませんが、それは違います。

じゃんけんゲームとは100人参加しても結局は司会者との1対1の対決であり、これは私の推測なのですが、

司会者もじゃんけんの出す手を考えるのが面倒なので、グー、チョキ、パー又はチョキ、パー、グーなど規則的な出し方をしているのではないかと思います。

仮にその司会者が規則的にグー、チョキ、パーと出していれば、こちらはパー、グー、チョキと規則的にだせば全て勝つことになり、一旦歯車が噛み合えば全勝もありえます。

 

問題の核心は、司会者がグーから始めるのか・パーから始めるのか・チョキから始めるのかです。

 

私が勝ったじゃんけんゲームは1回目、2回目は同じ司会者で同じ癖があったと思います。3回目の司会者は別の人でしたが、グー、チョキ、パーの順番で勝てたのは偶然であり、パー、チョキ、グーで始めていれば1回目で負けて不思議な体験をすることもなかったと思います。

また、4回目のチャレンジをしたいと思っていますが、残念ながらじゃんけんゲームの機会がありません。

皆さんもじゃんけんゲームの機会がありましたら、一度試してみませんか。

 

文章:亜細亜人

 

画像提供元:https://foter.com/f7/photo/7614930376/29b875134e/

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