詩・ポエム

散文詩:『タンポポの唄』

 

排水溝が板に塞がれた道端で

青空が切り取られた建物の影で

アスファルトやコンクリートの裂け目から

 

尖った葉を広げ

うつむき加減で

はにかんだ笑みで           

一日ボサーっと咲いていたい

 

微笑むのに疲れても

真っ白く柔らかく包まれるから

風まかせに

綿毛が飛んでいき

くたびれても

空に果てを見届けられるから

 

ひっそりと枯れたい

そして土に帰りたい

 

文章:drachan

 

画像提供元 https://foter.com/f7/photo/49850448331/42f61ba600/

 

 

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