詩・ポエム

散文詩:『タンポポの唄』

 

排水溝が板に塞がれた道端で

青空が切り取られた建物の影で

アスファルトやコンクリートの裂け目から

 

尖った葉を広げ

うつむき加減で

はにかんだ笑みで           

一日ボサーっと咲いていたい

 

微笑むのに疲れても

真っ白く柔らかく包まれるから

風まかせに

綿毛が飛んでいき

くたびれても

空に果てを見届けられるから

 

ひっそりと枯れたい

そして土に帰りたい

 

文章:drachan

 

画像提供元 https://foter.com/f7/photo/49850448331/42f61ba600/

 

 

関連記事

  1. 『広いものだったのか…』―視線がもっと広がる世界―
  2. 詩:『私は宇宙』
  3. 【ハッタリ】
  4. 『境界線』-日常に思ってしまうー
  5. 『強くなりたい』
  6. 『日々の生活』―自由の生活が出来るのはありがたいことなんだよ―
  7. 『左右される?』
  8. 『障害者であっても…』―障害を理由に逃げたくない―

おすすめ記事

高砂市の宝殿山にある「生石(おうしこ)神社」の ご神体『石の宝殿』と『播磨灘』の眺め

 生石(おうしこ)神社のご神体である『石の宝殿』は、およそ1300年ぐらい前に人工的…

障碍について理解を深めると

 自分の障碍について理解を深めるほど、あらゆる方面で支援者との話が噛み合わないことに…

いつの時代も主婦は大変

出典:© いらすとや. All Rights Reserved.カムバック母の日母の日が…

働きアリの法則

 働きアリの法則を以下に示す。(文章はwikiを参考にする) 働きアリのうち…

詩:『何もわからずに』

無理やり連れてこられたこの舞台でどう演じれば…

新着記事

PAGE TOP