職種によって求められるものは大きく異なるものの、答えのあることに対して動く部分については同じです。それゆえ、正解のあるものに対する能力は上昇していきます。
一部においては、求められるスキルが全く違います。他人の心をケアする、部下や同僚を気遣う、障碍者支援員などは正解がないものと向き合うことになります。それゆえ、他業種には必要ないスキルを求められます。それにもかかわらず、他の仕事と同じように扱っている人があまりにも多すぎます。答えのないものを、型に当てはめようとするのは違うのではないでしょうか。
答えのあることばかりに力を入れてきたからか、正解のわからないものに対してはさっぱりという印象を受けます。どのようにしたら、こんな考え方に行きついてしまうのかなと思うことは少なくなりません。ひどい場合、発言したことの全部が外れているケースもあります。障碍者が空気を読むのを苦手としているといわれるけど、一般人の感性の悪さも引けを取っていません。
答えのあることばかりを教育していては、お金以外に価値のない人間があふれかえることになってしまいます。答えのわからないものに対する教育をしていかなければ、他人を本当の意味で救える人間というのは現れることはないでしょう。
文章:陰と陽
画像提供元 https://foter.com/f6/photo/664130/4e22093400/