福祉・医療

23年間、精神科に入院した男性が就職

 

 23歳から23年間精神科に入院した53歳の男性が、野瀬病院で働いています。

 その話について書いていきたいと思います。

 

 退院後にB型作業所に通所

 リハビリの第一歩として、B型作業所に通所します。B型作業所とは、就労することの難しい障碍者が、非常に安い工賃(作業所によって差が大きい)をもらいながら、就労のための訓練を行うところです。就職率は5パーセント前後と低くなっています。

 

 就労移行支援事業に通い始める

 次なるステップとして、就労移行支援に通所を始めました。就労移行支援とは障碍者が就職を目指し、訓練を行うところです。B型作業所とは異なり、通所期限は2年間(条件を満たせば最大3年間)となっています。

 

 こちらの就職率はB型作業所よりも高く、25~30パーセントとなっています。(事業所により大きく異なる)

 

 一般就職を勝ち取る

 23年間の空白期間がありながらも、一般就職を勝ち取りました。就職活動を続けたことで、理解のある会社を見つけることに成功します。

 

 まとめ

 23年間の入院歴があっても受け入れてくれる企業がある、信じられないようだけど現実の話です。

 

 どんなにつらい人生を送っていても助けてくれる人間は存在する、今回の出来事はそう感じさせてくれました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e2f877bb9160fe71719f40942ff8e60b7cdbcad6

©23歳から23年間精神科に入院、履歴書に書く職歴なく「それでも、働きたい」53歳で叶えた「夢」(まいどなニュース) – Yahoo!ニュース

 

文章:陰と陽

 

画像提供元 https://foter.com/f6/photo/14295446332/499dc76866/

 

関連記事

  1. 榊原哲也『医療ケアを問いなおす-患者をトータルに見ることの現象学…
  2. 社会は多数派のためにある
  3. A型作業所の就職祝い金は、撤廃されるかもしれない
  4. A型で在宅勤務を取り入れている作業所もある
  5. 盲(視覚障碍)・聾(聴覚障碍)者のためのA型作業所の紹介
  6. 結果主義は障碍者にとって生きにくい
  7. メンタル疾患におすすめの趣味三選
  8. 視覚障碍者向けのB型作業所の紹介

おすすめ記事

バレンタインデーはどのようにして根付いていったのか

 2月14日といえばバレンタイン、女性が好きな男性にチョコレートをプレゼントします。…

他人に好かれる努力をしなくてもいい

 他人に好かれたい、興味を持ってもらいたいと考える人は多いと思います。そうだとしても…

きつねダンスが熱い

きつねダンスが話題沸騰している。パ・リーグ野球チームの北海道日本…

『見てくれてる人』

不安だらけで進む道。その中で上手くいかないことも出てく。&n…

京阪の快速急行の歴史

 中之島線開通直後 2008年の中之島線開通時に、京阪電車では快速急行を新設する…

新着記事

PAGE TOP