珍しい食べ物の味の紹介をします。
珍味ですが美味しい物を紹介していきます。
ワニの肉
ワニの肉は脂肪分が少なく身は引き締まっています。
味は淡泊でクセはありません、身や脂肪に臭みの無い鶏肉の様な食感と味です。料理法も鶏肉と同じように使うことが出来ます。
カエルの肉
カエルの肉の食べられるところは両足の太ももの部分です。皮をむいて料理しますが、見た目が少しグロテスクです。
ワニの肉と同じように太ももの身は引き締まり脂肪分は少なくクセは無いです。これも鶏肉の様な食感と味です。料理法としては中華料理の唐揚げやフランス料理のソテーが美味しいです。骨を噛んだ感じがプラスチックの様な所が特徴です。
アイゴの身
アイゴはヒレのとげに毒針のある魚です。
世間一般では美味しくないとされていますが、原因は白身魚になのに身に少しクセがある事と毒針の処理が面倒なのと味に当たり外れがある所から嫌われています。
味のクセは、言われなければ個性としてスルー出来る味です。関西の一部ではタレに付けて料理し、沖縄では塩煮で食べられているので、毒針のあるせいで評価が下がっている側面があります。塩焼きやムニエルや干物でも美味しいです。沖縄では幼魚をスクガラスと言って、塩漬けにして珍味として売っていて、幼魚なので毒針ごと食べています。
アイゴは流通しているほか、関西や沖縄では狙って釣る人もいる魚です。
マンボウの身と腸
マンボウの肉は水っぽくおいしくないと言われていますが、身にクセはなく柔らかいのにシャキシャキとした食感がおもしろいです。
料理法は串に刺してあぶるやムニエルや唐揚げが食感を楽しみやすく味も美味しいです。腸はゆでて酢味噌などで食べるとコリコリした食感が酒のあてにピッタリです。
メバルの肉
メバルは魚屋でよく売っている魚です。
一般的には煮魚やみそ汁の入れる料理が一般的ですが、刺し身や塩焼きや天ぷらやムニエルの方が美味しいです。刺身は臭みが全くなくとても美味しいです。塩焼きも他の白身魚より淡泊で美味しいです。淡泊すぎるので天ぷらやムニエルで油のうま味を足すとより一層おいしくなります。
ハオコゼの身
ハオコゼは毒針のある手のひらサイズの魚で、主に釣りで釣れる外道扱いをされています。ですが白身で美味しい魚です。
小さいので毒針を取って味噌汁に入れるか丸のままの唐揚げが一番食べやすいです。
ゴンズイ
ゴンズイは、海にすむ毒針のあるナマズの仲間で、川に住むナマズと比べてだいぶサイズが小さいです。
毒針を取って丸のままみそ汁に入れるのが一番楽で美味しいですが、川に住むナマズと違って臭みが無いので、唐揚げやフライやムニエルも美味しいです。
注意点
アイゴやハオコゼやゴンズイの毒針は、刺されても死ぬことはありませんが、とても痛みがひどく長引くのでゴム手袋をしてハサミなどで毒針を切るようにしましょう。
もしも毒針に刺されたら、火傷しない程度のお湯につけると毒素が分解されて痛みが和らぎます。念のために医者に診てもらいましょう。
ハオコゼやゴンズイは市販されていないので、自分で釣るか漁師宿でお願いしないと食べられません。
文章:北山南河
画像提供元 https://foter.com/f6/photo/269072039/5ea14f9a75/