旅・スポット

五島列島の福江島:福江港の周辺観光案内

 

 五島列島の福江島は、長崎県西方沖の五島列島を構成する最大の島で、九州や五島列島の他の島への移動の中継地点の福江港があります。かつては福江藩の藩主五島氏の居城「福江城(石田城)」があり、今も昔も五島列島の中心的な島です。

 今回は五島列島で中心的な福江島。とくに中心的な福江港の周辺の観光案内を書きます。

 

 福江港にある福江港ターミナルは、コンクリート打ちっぱなしの外装の建物で、中に入ると案内所と飲食店とお土産屋があり、2階の展望デッキから「鬼岳」を見ることができます。鬼岳は木の生えていない標高300mほどの山で、毎年5月の初めに伝統行事として「バラモン凧(ダコ)」が揚げられています。バラモン凧(ダコ)は福江港ターミナル内にも展示されています。

 

 福江港ターミナルから「五島港公園」の中を真っ直ぐ進んで行くと、「外濠公園」につきます。

 

 堀の向こう側にあるお城風の建物が『長崎県立五島高等学校』で、福江城(石田城)跡に建っている全国でもめずらしいところにある学校です。福江城(石田城)は三方を海に囲まれて造られた海城で、幕末に完成した城として貴重なものです。幕末なのに西洋の築城技術が取り入れられていないところが特徴です。

 

 堀にそって右に進んで行くと、左手に『五島観光歴史資料館』と『五島市立図書館』があります。外濠公園を通り過ぎて少し行くと石垣の中に通り道があります。

 

 五島市立図書館を通り抜けてさらに進むと国道『384』号線に出ます。384号線を左に進んでいくと、堀に橋が架かっています。橋を渡ると五島家第30代盛成公の隠居所として造られた『五島氏庭園隠殿屋敷・心字が池』があります。

 

五島氏庭園隠殿屋敷・心字が池

 石垣に囲まれた長方形の庭園は京都の僧・全正が金閣寺の丸池を模して造ったもので、樹齢800年以上と言われる楠や木々が茂り、庭園の中に心の文字を象った『心字が池』がありまる。そのほとりには、隠居屋敷が建っています。以前は屋敷内に入れませんでしたが、今は見学することが出来るようになりました。屋敷前の受付で猫が寝ているところを見かけた方は、運が良い人だと言われます。

 

 384号線を進んで五島市立福江小学校を抜けてたところにある交差点を、左に行って県道『165』号線に入ると、『福江武家屋敷通り』が始まります。道の両側が石積みの石垣塀で出来ている通りです。

 

 通りに入って130mほど進むと、『福江武家屋敷通りふるさと館』が左側にあります。

 福江武家屋敷通りふるさと館は『福江武家屋敷跡』にある観光施設です。観光案内や写真展示や日本庭園を見ることが出来ます。喫茶コーナーでは、五島名物『かんころ餅』や『五島うどん』食べることも出来ます。

 

 福江武家屋敷通り、ふるさと館から右斜め前に『山本二三美術館』があります。

 武家屋敷「松薗邸』に五島列島出身のアニメの美術監督『山本二三』氏の作品が展示されている美術館です。山本二三氏は『未来少年コナン』、『じゃりン子チエ(劇場版)』、『天空の城ラピュタ』、『天気の子』等の作品で美術監督をつとめたベテランアニメ美術監督です。

 また美術館は、アニメの背景美術や五島列島の風景画などが展示作品されています。

 

 今回は、福江港から歩いて行ける観光名所を紹介しました。最後に、五島氏庭園隠殿屋敷・心字が池は五島列島福江島に行く機会があったら是非行くべきおすすめの場所です。

 

文章:北山南河

 

画像提供元 https://foter.com/f6/photo/38656628855/b857ce68bd/

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