サスペンス・ホラー

怖い話『赤い月』

 

友人と自転車で買い物に出かけたときのこと。

帰りの川沿いの道を走っている時には、すっかり暗くなっていました。

隣を走る友人が、上空を見上げながら言いました。

 

「あれなんやろ?」

 

見ると、空にぽっかりと赤い月が浮いています。

 

「きれいな赤い月やな」

 

と答えると、

 

「いやいや、月はそっちにあるやん?」

 

指さす方を見ると、そこにいつもの黄色い月がポッカリと浮いています。

 

「あれなんやろ?」

 

「何かな?」

 

わたしが目を凝らしてよく見ようとすると、赤い月は雲間に隠れてしまいました。

その雲が通り過ぎた後には、そこに赤い月はありませんでした。

 

文章:百百太郎

 

画像提供元 https://visualhunt.com/f5/photo/12563217123/f04a8b956b/

関連記事

  1. 怖い話『もうちょっとだったのに』
  2. 怖い話『ニュース番組』
  3. 怖い話『おまえの母ちゃん・・・』
  4. 創作『天上からの密かな企み』
  5. 怖い話『死んだのですか?』
  6. 怖い話『体育倉庫の子ら』
  7. 怖い話:『向かいのマンション』
  8. 怖い話『電車内のいたずらっ子』

おすすめ記事

【欧州CL】レアル・マドリードが4年ぶり14度目の優勝!!

UEFAチャンピオンズリーグ21-22シーズンの決勝が行われ、スペインのレアル・マド…

休職中であっても条件を満たせば、就労移行事業所を利用可能

  以前は一般企業に就職していた場合、休職中は就労移行支援事業所の利用は認められてい…

もっと本を読もう! もっと活字に触れよう!

「読書離れ」、「活字離れ」が言われて久しいが、動物の中でも人間だけが言語を持っている…

今、この瞬間を生きましょう。

出典:Photo credit: Arjan Richter on VisualHunt.com…

障碍者が会社で居場所を確保するためには

 障碍者が会社でうまくやっていくコツ、それは余計なことをぺらぺらとしゃべらないことで…

新着記事

PAGE TOP