ブロックチェーンとは、ウィキペディア(Wikipedia)の説明によると、
『暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。』と書いています。
解説の中の文章がカタカナ英語で表記した単語が多いこともあり、そのため素人には難解で分かりにくい内容となっています。
おおまかな概要を、読者の皆さまが頭の中でイメージできるよう、ブロックチェーンのアウトラインを提示しておきます。今回は簡単に紹介してみようと試みましたので、どうか最後までお付き合いくださいませ。
自律分散型組織DAOとは
「DAO」とは、ブロックチェーンの応用に使われる技術で、人の手を介さずに自動的にビジネスを出来るようにするための仕組みのことです。
たとえば、介護ロボットが介護労働者の介護負担を担う役割りを期待されるのと同様、ブロックチェーンの応用によって、経営者の機能を自動で行うことを想定した技術だと言うことができます。仕事の依頼者は、ブロックチェーンで分散されているため、請け負う側はしたい仕事ができるように変化していくことが期待できます。
IT技術の進歩と格差の関係
さて、IT化が始まった当初、IT技術によって社会の中にフラット化が起こることが予想されましたが、蓋を空けて見ると、それは格差の是正どころか、格差がどんどんと拡大していきました。
現状では、「GAFA」と呼ばれる超巨大な四騎士による寡占状態をもたらしました。
これは、IT技術が末端の企業にまで浸透・拡散されることなく、大企業が、個々の需要を分析する上で、消費者を誘導する「リコメンデーション」と言う操作を駆使して、ビックデータを収集できるまでに進化したことが、超巨大組織が一人勝ちの様相を呈することにつながったんだろうと思い至っています。
ブロークチェーンから展望した2通りの構図
ブロックチェーンの特徴をあげておくと、「管理者がいないこと」、「改竄が不可能なこと」で、今後の進展には、この点が鍵を握ってくると思います。
ブロックチェーンの運用のされ方について、大きく分けて二つの方法があります。
①本来型で、管理者が存在しないことと、データーが自由に公開されていること。
②プライベートブロックチェーンといって、管理者が存在して、かつデーターが非公開性になっていること。
②の流れには、大企業や銀行などが、プライベートブロックチェーンを利用して、コストダウンを図り、自分たちが儲ける仕組みに使おうとする試みです。
①のようなオープン型のブロックチェーンの仕組みの方が、言葉の定義上でも筋がきちんと通っているので、私は、①の方へ向かうのが、より健全で公正、かつ個々の自由が担保されるように見えています。
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文章:justice
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