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関取昇進の明暗を分ける番付半枚の差

 

 相撲協会の内規では、「幕下十五枚目以内で全勝した場合は優先的に十両に昇進」と定められている。

 

竜虎は西十五枚目で七戦全勝とし、十両復帰を確定的にした。十両に昇進可能となるギリギリのラインから、関取の地位をつかむことに成功した。

 

 竜虎の番付が幕下東十六枚目であったなら、十両に復帰することは叶わなかった。わずか半枚の差によって、明暗はくっきりとわかれることとなった。

 

 2021年1月場所における、十両と幕下の入れ替えは4人。11月場所の成績から、幕下十五枚目以内で全勝した竜虎、西幕下筆頭の納谷、東二枚目の矢後、西二枚目の白石の十両昇進が確定的な状況となっている。納谷、白石については新十両として、初場所の土俵に上がる。

 

 関取昇進の4枠目についても、半枚の差が明暗を分けることとなった。西二枚目の白石は十両に昇進し、東三枚目の北播磨は来場所も幕下で相撲を取る。関取復帰の叶わなかった北播磨は、番付半枚の差をどう思っているのだろうか。

 

 番付は生き物とよくいわれるものの、力士の明暗を分けることも少なくない。運、不運では片づけられない世界がそこにはある。

 

文章:陰と陽

 

画像提供元 https://foter.com/photo4/juryo-higashi/

 

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