健常者、非常に優秀な人間(社長になるくらい)では、会社に対する考え方は大きく異なります。今回はそれについて記していきたいと思います。
健常者の考え方
健常者は一つの会社に長くとどまるのを美学としています。長年勤めることによって、勲章を獲得できると思っている人が圧倒的多数派です。会社をやめるにしても、三年以上は働き続けるのを信念としています。
健常者の中では我慢は当然という考え方が根付いているように感じます。多少の理不尽はやむを得ないから、社員として働き続けるのを美学としています。
どこの会社に在籍していたとしても、大差はないので継続するのかもしれません。社長になれるくらいの人間とは異なり、どの分野をやったとしても微差となります。(性格的な要素はある)知的障碍者のように劣っている部分はないものの、天才からすれば何もできないように映ります。短所もないけど、長所もありません。
自分の生きやすさを追求した結果、継続を美学であるという考え方になったのかなと思われます。
社長になれるくらいに能力の高い人の考え方
支援機関に通所していたとき、一人の支援者から「嫌ならすぐにやめてしまえばいい」という話をされたことがあります。長く続ける人の多い日本社会において、正反対の考え方を持っています。
A型作業所においても、一部のトップの人から「仕事をやめるのは労働者の権利」であるといわれたことがあります。個人的にない発想だったので、インパクトは強く残っています。一生かけても忘れることはないでしょう。
社長になれるくらいの人はどうしてこのような考え方をするのかというと、適性がはっきりとしていることを知っているからでしょう。開発分野は異常に得意だけど、スケジュール管理は全くできないといった具合です。いい意味、悪い意味のどちらにおいても、極端な性質を持っています。(一部にはすべてにたけている人もいる)
健常者の世界では石の上に三年といわれますけど、凸凹のある人は苦手なことをしても芽が出ることはありえません。最初からやる意味は皆無で、他の所を伸ばした方が力を発揮しやすくなります。健常者とは異なり、一ミリも経験していなくとも、上に立つことも起こりえます。
大多数の人は思いつかない考え方をしているからこそ、社長になっているといえるかもしれません。
・健常者、社長になるくらいの能力の高い人の考え方は正反対をいっています。この差を埋めるのは困難を極めるのではないでしょうか。
文章:陰と陽
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