みなさんはシュリンクフレーションという言葉をご存じですか。なじみのない言葉ですけど、身近で頻繁に起こっている現象をさします。
シュリンクフレーションとは、値段は変わらないのに内容量はシュリンク(圧縮)していくことをさします。実質値上げ、隠れ値上げ、ステレス値上げともいいます。
実質値上げはお菓子でよく聞くものの、他の食品であっても起こりえます。最近、スーパーで販売されている焼き豚が値段据え置きのまま、内容量を6→5枚に減らされているのを発見しました。もともとの枚数は多くないだけに、枚数の減少を肌身で感じるのではないでしょうか。
値段据え置きのままで内容量を減らすのは、消費者心理からきているように感じます。直接的な出費を増やすよりも、内容量を減らしたとしても据え置いた方が抵抗は少ないのかもしれません。190円だった商品を220円に値上がりすると、購入意欲がわくまでに時間を要してしまいます。
最低時給の上昇により、企業の人件費はますます増えていくと思われます。人件費の高騰に耐えられなくなった企業では、シュリンクフレーションが流行するのも時間の問題ではないでしょうか。
どのような商品の内容量が減らされているのかを知りたいのであれば、以下のホームページを閲覧してみましょう。知らない間に内容量が減らされていることに、驚くかもしれません。
©いつの間にか容量が減っている商品wiki
文章:陰と陽