レジャー

将棋棋士になるには運も必要

 

 プロのなるためには年2回行われる、三段リーグで上位2位に入らなければなりません。奨励会員は30人近くもいることから、上位2位までに入るのは至難の業といえるでしょう。

 

 三段リーグでどれくらいの戦績をあげればプロになるのかを書いていきます。

 

 15勝以上

 100パーセントの確率で昇段しています。ちなみに、三段リーグの過去の最高成績は16勝2敗です。

 

 14勝

 昇段率はかなり高めです。昇段できなかった例は過去に7例しかなく、14勝することでほぼプロになれます。

 

 13勝

 昇段することもあれば、昇段しないこともある成績といえます。順位の上位は昇段しやすく、下位の奨励会員の昇段率は低くなっています。

 

 12勝

 プロになれることはあるものの、昇段する確率は低めです。

 

 11勝

 昇段例は過去にほとんどなく、上位2名になるのはほぼ絶望的といえるでしょう。

 

 10勝以下

 この成績で4段になった奨励会員はいません。

 

 西山朋佳女流三冠(奨励会三段)は、三段リーグで14勝4敗の成績を収めました。本来なら昇段できる成績をあげたものの、他にも好成績者がいたこと、順位も低かったことによりプロになれませんでした。

 

 西山朋佳女流三冠は奨励会の年齢上限(満26歳)に近づいています。今期は12戦を終えて7勝5敗なので、残り6戦を全勝しないかぎり、プロになる確率は低いと思われます。全ての戦いを終えていないのでわからない部分もあるものの、四段昇段は次に持ち越しとなるでしょう。

 

 西山朋佳女流三冠が奨励会の規定により退会することになれば、三段リーグで14勝をあげた実績を持ちながら、プロになれなかった初の奨励会員となります。運によって昇段を阻まれたのだとすれば、当人はやりきれない思いになるでしょう。

 

 伊藤真吾五段は奨励会時代の三段リーグで、昇段の確実視される14勝の成績を2回も収めながら、2位以内に入ることはありませんでした。(二度目の14勝は次点すらつかなかった)奨励会員で14勝という成績を収めながら、二度もプロになれなかったのは彼だけとなります。(最終的には次点2回でフリークラスとしてプロ入りした)

 

 14勝をあげてもプロになれない奨励会員もいる中で、野月浩貴八段、西尾明七段については11勝で三段リーグを抜けています。11勝における昇段はこの二人だけであり、運に恵まれていたといえるでしょう。

 

 11勝でプロになることもあれば、14勝で昇段できないこともあります。他の奨励会員との兼ね合いに左右されるという点から、運の要素は大きいといえるでしょう。

 

*満26歳になっても勝ち越しを続けることで、数年間はチャンスがあります。西山女流三冠には女性初のプロ棋士を目指してほしいと思います。

 

文章:陰と陽

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