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羽生九段はタイトル100期獲得なるか

 

 羽生九段は史上初の七冠を達成するという、輝かしい成績を残してきました。これまでに積み重ねたタイトルは99期となります。

 

 現在はタイトルを持っていないものの、永世竜王、十九世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世規制に加え、名誉NHK杯選手権者の称号を有しています。将棋界を意のままにしてきたといえるでしょう。

 

 輝かしい栄光を持っている羽生九段も、近年は苦戦しています。竜王を失冠してからはタイトル戦と無縁の生活を送ってきました。第61期王位戦、第69期王将戦において、最年少タイトル記録を樹立した藤井二冠に敗北を喫するなど、若手の台頭にも苦しんでいます。(藤井王位に王位戦、王将戦で勝利していれば挑戦者決定戦にコマを進めていた)

 

 タイトル戦から遠ざかっていた、羽生九段に最大のチャンスが訪れています。竜王戦の挑戦者決定戦にコマを進めました。決勝は三番勝負で行われ、先に二勝をすることで、豊島竜王への挑戦権を獲得することになります。

 

 羽生九段は8月17日の第一戦に敗れたものの、第二戦では勝利を収めました。9月19日に行われる第三戦で白星を掴むと、おおよそ二年ぶりのタイトル挑戦に手が届くことになります。

 

 羽生九段はタイトル100期を獲得できるのか、これからの将棋界に注目していきたいと思います。

 

 

文章:陰と陽

 

 

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