時事問題

精神障碍者の自殺問題(大阪)について

 

 昨年の11月、精神障碍者の男性が自殺した。理由は自治体のトラブルによるものだった。

 

 精神障碍者は対人関係を不得手にしている者が多く、意図的に交流を持たないようにするタイプも珍しくない。そのような人にとって、自治会への参加を強要されるのはあまりにも厳しい。

 

 「けいさんはできません」、「1たい1でならはなせます」、「ひとのたくさんいるところでは、にげだしたくなります」という文章から察するに、発達障碍(一部で知的障碍)を匂わせる内容となっている。

 

 記事では精神障碍者となっていたので、IQのボーダーは知的障碍者手帳を取得できないレベルであったと思われる。一部の地域を除いては、IQ70~75程度でなければ療育手帳を取得できない。(知的障碍者の手帳を取れない代替として精神障碍者手帳を取得するシステム)

 

 精神障碍者は基本的に自分のことで一杯一杯。他人のフォローをしている余裕なんてない。ハンデを抱えている人間に班長をやらせようとすること自体が間違っている。

 

 同席した社会福祉担当者も不適格であるといわざるを得ない。求められるのは文章を書かせることではなく、班長をはっきりと無理なのをはっきりと伝えること。受け入れられない場合は、住居を変更させるなどの措置を取ってもよかった。こちらについても、自治体に参加させようとした人間と同じくらいの重罪を犯したといえる。

 

 今回の自殺は自治体の人間よりも、社会福祉担当者に裏切られたことによるショックの大きさからきているかもしれない。障害を持っている当事者からすれば、そのように思わせる内容だった。

 

*支援者は発達障碍(精神障碍、知的障碍を含む)の味方ではありません。関わらないようにすること(ごくごく一部の理解者を除く)が、本人にとって最善といえるかもしれません。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2bcdb57e2910a96da3bd84d3ab992092a31afb75

©「おかねのけいさんはできません」障害ある男性の自殺が与えた衝撃

 

文章:陰と陽

 

 

 

 

 

 

 

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