学校教員はブラックな職場環境で大変なのだと、教員が恥知らずにも言っていますが、それは自業自得なので同情してはいけません。むしろ教育現場の完全な崩壊から、根本的な改革が起こるのを期待した方がましです。
教員がブラックな職場環境で辛いと言っている。教員の中に学童保育の教員や音楽科や美術科の教員は入っていません。
学童保育の教員の責任は、正規雇用の教員と同じ責任を課せられ、複数の学年にまたがる生徒の指導をしなければいけませんが、非正規雇用でいくら務めても正規教員にはなれません。正規教員になれない仕組みで働かされています。
音楽科や美術科の教員も、非正規雇用で正規雇用の教員になれません。そのうえ毎年ノルマがあって、音楽大学や美術・芸術大学に受け持ちの生徒を、一定数合格させなければ、解雇されてしまいます。
これらの非正規雇用は、正規雇用の教員より過酷な仕事をしている。非正規雇用の教員へのねぎらいの言葉の無い、正規教員や正規教員上がりの教育評論家の教育現場のブラック化の訴えは聞く必要はありません。
教育現場のブラック化は、1970年代に校内暴力が問題になった時に、生徒指導を力で押さえつけようとしたことが原因です。
誰も全部を覚えていない、合理性のかけらも無い大量の校則。男子生徒の丸刈りの強制や髪型規制、くせ毛の人間へのくせ毛証明の強制や縮毛強制等の人権侵害。生徒指導と進学率向上のための部活やクラブの全員強制参加とそれによる生徒の怪我や障害や死亡。
大量の校則や人権侵害と部活・クラブの全員参加での生徒指導と進学率向上で、正規教員は自分自身で職場環境をブラック化させていったのです。どこにも同情の余地はありません。
正規教員は生徒が不登校になろうが、学校の不祥事で怪我をしようが障碍者になろうが死のうが、なんの責任も取りません。学校内は犯罪し放題の無法地帯です。
性犯罪者が前科前歴をかくして何度でも教壇に立てる、狂った所です。法治国家なのに無法者が暴れる西部劇の世界より酷いです。
正規教員は、どんなに問題をおこしても年功序列の終身雇用です。どんな人間でも管理職になれます。学校を定年退職した後、も児童会館や教育指導センター等の館長になり、その後は教育関係の有識者として能力もないのに教育に関わり続けます。
この様な特権を有しているのに、教育現場はブラックで辛いと世間知らずな事を言っているのです。一般社会は年功序列も終身雇用も、何十年も前になくなっているのに、それに気付かない正規教員の常識の無さは異常です。
モンスターペアレントの対応が辛いと言いますが、学校が無法地帯で教師は無能か無法者なら、子供を人質に取られた生徒の親は無法者にならざるをえません。教師は生徒が死んでも責任を取らないのですから。
教師になった人間は学校が楽しかったから、教師を目指したと言う人間の割合がとても高いです。
校内暴力、管理教育、受験戦争、いじめ等々、1970年代から現在まで学校環境の荒廃が問題になっているのに、学校が楽しかったから教員になったと言う人間は現実認識能力のない有害な異常者なのではないでしょうか。
文章 北山南河