福祉・医療

障碍者、健常者の苦しみは異なる

 

 障碍者は目に見える形で苦労し、健常者は形に現れないところで苦しんでいる。

 

 具体的に書くと障碍者は能力的な低さ、場にそぐわない発言などによって評価を下げる。失言は会話を回避すれば解決できるものの、能力的なものだけはどうしようもない。仕事できないことによって、白い目を向けられる。(最終的に退職へとつながっていく)

 

 健常者も人間関係で苦労しないわけではない。常識的なこと(空気を読む)には優れているものの、未知の分野においては重度知的障碍者よりも劣る人で溢れかえっている。こういう事をいってはいけないのだろうけど、答えのない分野に関しては動かないほうが身のためになるレベルだ。

 

健常者は第三者と親しくなろうとしているにもかかわらず、感情を読めない(やってほしいことを察することができない)欠点を改善できない。障碍者の空気を読めない失言よりも、重症だと思うケースも多く見かける。(個人的には何をしたいのか意味不明)

 

 能力の低さ、感情を読めないという二つは解決手段を見つけにくい点では一致している。生涯に渡って苦しみ続けることになるだろう。

 

 苦しみの種類は異なるものの、つらい思いをしているという点においては同じといえるのかもしれない。健常者は苦労しないと思っていたけど、見えない部分だけに苦しみはより大きい可能性もある。

 

*一般人で勘のいい人に出会ったことはありません。(必ずといっていいほど、最低最悪の答えを導き出す)

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 障碍者の恋愛事情
  2. 支援員の思いやりで障碍者は苦しむ
  3. 障碍者の働くうえでの苦悩
  4. 小説:『知的障碍を発症した女性は、入院先で少女と出会う 上』
  5. 障碍者枠で就労した後の体制を考える
  6. 自分にあったデイケアを見つけよう
  7. カード式の障碍者手帳もある
  8. 大人の発達障碍

おすすめ記事

詩:『言うは易く行うは難し』

「人生は戦い」と師は言った。弱い自分、臆病な…

有限な時間の中で

私たちは、限られた時間の中で生きています。誰もが死という事に向か…

山陽電鉄『山陽網干駅』と周辺紹介

 『山陽網干駅』は兵庫県姫路市網干区垣内中町12-5にある山陽電鉄網干線の駅で網干線…

高校を退学する勇気

 藤井聡太二冠が高校を退学したと話題になりました。あと数カ月なので、驚かれた方もいら…

本当の豊かさとは?

皆さんは、本当の豊かさとは何かを考えたことはありますか?物質的に恵まれていること、それも条件…

新着記事

PAGE TOP