健康

家は大きい方が良い ─ 建坪的な意味では無く機能的な意味で。それが健康になる近道

 

 家は大きい方が良い。建坪的な意味ではなく、家の中の一つ一つの構成要素の広さの話としてです。それが健康や老後や介護をする時、される時の安全性と快適さに繋がります。

 

 先ずは玄関の扉です。扉の大きさは普通でも構いませんが、いざと云うときに、普段は開かない所が開いて、玄関の幅が広くなる機能があると、とても役に立って良いです。

具合的に言うと、冷蔵庫や洗濯機等の大型白物家電やタンスやテーブルやベッド、そして大型の本棚の出し入れ、急病人を担架で運び出す等、あまり頻度は多くはないですけれど、扉の幅が広いとかなり助かります。

 

 玄関の面積も広ければ広いほど良いです。仮に玄関に何も置いてない時は広く見えますが、クツやクツ箱や傘立てを置くと直ぐに狭くなります。玄関にそれらを置いても、広く使える位の面積の玄関が理想的です。

 

 廊下は観葉植物を置く、荷物をそこに置く等をしなければ、あまり問題になりませんが、廊下の幅も広いに越したことはありません。人一人普通に立ててその上で、もう一人、半身で並んで立てる位以上の廊下の幅は欲しい所です。

 

 階段は幅が広い方が断然いいです。手すりを付ける事を前提とした上で幅を広くした方が良いでしょう。階段の手すりは、踊り場で途切れないで、連続して続いている物が安全性が高いです。手すりの耐久性は、大人三人が全体重(200㎏程度)を掛けても大丈夫なぐらい頑丈な物が良いです。階段の段差(蹴上)は低め、段板は大きく奥行きある方も安全性が高くなります。

 

 トイレですが、便座は小さすぎても大きすぎても不便です。家族構成を考えて便座を選びましょう。日本製の家庭用既製品なら、まず問題は起きませんが、念のために展示場に行って調べましょう。

トイレ室内の横幅は便座に座り、肘をまげて上半身を左右に90度曲げても壁にぶつからない位で手すりを掴めるほどの横幅、長さは便座の上に座って、上半身を90度前に倒して、出入り口の扉から頭3つ半以上間が空くものが使いやすくて、体をトイレの壁や扉にぶつけなくて済みます。

温水洗浄便座は標準装備が良いでしょう。腰を痛めた時、脚を怪我した時や関節や腱を痛めた時、太りすぎて前に屈むのが困難な時にとても助かります。

 

 意外な所で、照明の灯かりの交換のやり易さも大変重要です。天井の高さと交換の時に使う足場の高さと広さ、安定性が命に関わる問題になります。

見た目を重視してお洒落な照明カバーを付けると、照明の灯かり交換と云う危険で面倒な作業が、なお一層危険になります。

照明の灯かりは交換のしやすさを一番に考えて照明器具を選び、交換しやすい所に設置しましょう。その為にも家の広さは重要です。

 

 部屋は押し入れやウィークインクローゼット付きにしましょう。それらが無いと収納ケースやファンシーケースを部屋に入れる羽目になります。収納ケース等が在ると、地震の時等にそれらの下敷きになったり、その他の怪我の原因に成ったりします。ロフトは見てくれだけの危険な飾りです。

 

普段、気にしない家の共用部分の広さが健康に繋がります。部屋の広さより重視しましょう。

 

文章:北山南河

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