簡単に気分転換する方法
精神衛生のために、朝起きて日光を浴びるとか、早寝早起きして規則正しい生活をすると良いと、世間では言われていますが、なかなかやろうとしても出来るものではありません。
朝日を浴びることが出来ない生活や、『睡眠障害』と言えるほどの睡眠の質の低下は現代社会では当たり前の事です。精神衛生の向上や気分転換のために『生活習慣』を変えるのは現実的ではありません。
生活習慣を変えることは難しいですが、少しでも『精神的負荷』を下げるために気分転換は必要です。そこで、いつでもどこででも出来る簡単な気分転換の方法を紹介してみます。
先ず、寝起きです。
目が覚めかけているときは、まどろみに身を任せてグダグダと時間を浪費するのをやめましょう。そのまま二度寝をしてしまったら、健康に良くありません。睡眠し過ぎも健康に良くないのです。まどろんで何もしないでいると、起きているのに悪夢を見る危険もあります。目が覚めたら目を開けましょう。
目を開けたら状態を確認し、体をほんの少し動かしてみましょう。仰向けだったら頭を横向きにしてみるか、上体を少し起こしてみましょう。うつ伏せでも同様です。睡眠時の姿勢から少し変化させるだけで頭、アゴ、背骨、腰への負荷が変化し、呼吸の仕方が変わり気分転換になります。
次は布団から出ます。布団から出ると言う日常の動作が気分転換に成るのかと、疑問に思われと思いますが、日常の動作の一つ一つが気分転換なのです。みなさん方が意識をしていないだけで、気持ちは変化しています。
後は立ち上がる。部屋を出る。顔を洗い歯を磨く。着替える。パソコンを起動する。テレビ・新聞を観る。(昨今、テレビ・新聞を観ることは情報収集手段として賢くない方法だと思いますが、CMや広告面が気分転換には使えるでしょう)などなどの日常生活をして気分転換しましょう。
面倒だな、しんどいと思った動作は止めて、他のことをする代替の動作にするなど、無理にいつもの様にする必要はありません。
寝起きから始まる気分転換にしない方が良いこと
寝起きに過激な手段で強引に気分を変えようとしないこと。『意識レベル』が低い時に精神に作用する刺激物を摂取するとどうなるか具体例を列挙します。
コーヒーを始めとする『カフェイン』を摂取しても意識レベルは上がりません。個人差はありますが意味がないです。
『タバコ』等はやけどや小火の危険がありますし、寝起きで血圧が低いのに『ニコチン』によって無理に血圧を上昇させると、頭痛を始め不定愁訴の原因になります。内臓などにも負荷がかかります。
ミントガム等の『メンソール』も個人差はありますが、意識レベルはあがりません。ガムだと寝ぼけているので舌をかみ、怪我をする可能性があります。
『アルコール』は血管を拡張するので、寝起きで低血圧の体を更に低血圧にさせ体が動かなくなります。それどころか寒気と体の節々の強い鈍痛に悩まされるでしょう。
砂糖類の過剰な摂取は、寝起きの低血糖時には逆に膵臓のインシュリンの過剰分泌をまねき、更に血糖値が下がり非常に苦しくなります。
過激な手段は事態を良くなくさせ、気分転換にならないのでやめましょう。健康も損ないます。
まとめ
「気分転換をしなければ」と思いこんでしまうと、かえってそれが気分転換を出来なくさせます。あせって、過激な手段を取らず。日常の些細な動作が気分転換になるので、落ちついて自身の動作を観察してみてください。
文章:北山南河