千葉の障碍者施設でコロナウイルスの集団感染があった。対象者は福祉施設の職員、利用している障碍者とその家族。感染者数は100人を超える勢いで、留まるところを知らない。最終的には感染者が200人に達する可能性も充分にある。
知的障碍者でなければ大規模な感染拡大にはつながらなかっただろう。意思疎通できない弱さによって、対象を一気に広げることとなった。
インターネットでは、知的障碍者は環境の変化に弱いことから、重症でない患者は建物内で治療すると記されている。的を得ているようにうつるけど、本質は異なるところにあるのではなかろうか。
知的障碍者に個人差はあるものの、ものごと(社会常識)を認知する能力は総じて低い。軽度のコロナウイルスにかかっていても、通常通りの行動を取りかねない。感染者を施設内に隔離することで、周囲への感染を防ぐ意味合いが強いように感じられる。軟禁に近い状態で、周囲への拡散を防止する。
重度の感染者については、病院内で厳しい移動制限措置が取られる。医師の指示を理解できない(守ることのできない)知的障碍者の場合、強硬手段も辞さない姿勢で臨むことも考えられる。知的障碍者への身体的拘束力を高め、コロナウイルスの集団感染を防ぐ。
施設内、病院の室内で過ごすことになった、知的障碍者の中には虐待と感じる者も相当数いるだろう。事情が事情だけに今回ばかりは、施設側、病院関係者は世間から隔離せざるを得ないことをわかってくれればいいけど。彼らの切なる思いはどこまで届くのだろうか。
今後は自分からコロナウイルスにかかったと主張できない、知的障碍者などに感染しないことを切に祈る。彼らにひとたび病原菌が侵入すれば、クラスターとして世間を荒らすことが想定される。家族、周囲がサポートする(いち早く発見する)ことで集団に拡散していくのを防ぎたい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00000092-kyodonews-soci
©千葉の障害者施設新たに7人陽性 集団感染93人に(共同通信) – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽