ネコに与えてもよいとされる野菜について取り上げていきたいと思います。
野菜の種類(含まれる栄養素) <見込める効果>
レタス(ビタミンA、B-カロテンなど) <抗酸化作用、免疫力向上など>
生で与える場合は細かく切るようにしましょう。茹でたものを与える際は、茹で時間を短くした方が好ましいです。
いずれにしても芯は避けた方が無難でしょう。
キャベツ(ビタミンA、葉酸、カリウム、カルシウムなど) <便秘解消など>
生で与える際は細かく切りましょう。茹でる場合は火にかける時間を短めにします。
食べ続けると病気になるため、継続的、大量に与えるのはNGといえます。
かぼちゃ(ビタミンK、葉酸、ビタミンC、ビタミンEなど) <抗酸化作用、利尿作用など>
身の部分を茹でて与えるようにしましょう。(皮と種はきっちりと取り除くのを忘れないように)
トマト(ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB₆など) <抗酸化作用など>
与える場合は火を通すとよいでしょう。
なお、緑の葉は与えないようにした方がよいです。
きゅうり(ビタミンK、ビタミンEなど)<視力維持や皮膚の健康、利尿作用、血液と骨の健康など>
ホウレンソウ(ビタミンK、葉酸、ビタミンA) 血液と骨の健康、老化や免疫力の低下防止など
とうもろこし(ビタミンB、ビタミンE、カリウムなど) <利尿作用、血液と骨の健康など>
茹でたものを少量(5粒程度)与えるとよいようです。
大量に与えた場合は病気にかかるので、注意しましょう。
じゃがいも(ビタミンC、ビタミンB6、鉄分など) <便秘解消など>
茹でたものを与えるようにしましょう。
芽は食べると様々な病気にかかり、死に至ることもあるのできっちりと取り除くようにしましょう。
糖尿病、肥満などを引き起こすこともあるので量には注意が必要です。
大根(ビタミンB、カリウムなど) <肥満防止、利尿作用など>
大根おろしを少量与えるとよいでしょう。
アレルギーを持っているネコもいるため、下痢などの症状が出たら医師に相談しましょう。
甲状腺のある猫の場合は避けた方が無難とされています。
にんじん(Bカロチンなど) <抗酸化作用など>
ニンジンを蒸して、細かくするとよいようです。
猫にとって若いうちから与えるとよい効果が見込めるみたいです。
ブロッコリー(ビタミンC、葉酸、ビタミンKなど) <酸化ストレス防止、毛艶の維持など>
生の場合は細かく切りましょう。茹でた状態で小さじ一杯程度なら問題ないとされています。マヨネーズをつけるのは好ましくないようです。
葉と芯は与えない方が無難なので、きっちりとカットしましょう。
アスパラガス(アスパラギン酸など) <免疫力アップ、抗酸化作用など>
茹でた状態のものを細かく切って与えるとよいとされています。誤飲すると、胃腸、器官などを傷つけるので取り扱いには注意が必要です。
コマツナ(ビタミンK、モリブデンなど) <毛艶の維持、造血作用など>
火を通してからあげるようにしましょう。甲状腺、アレルギーがある場合は避けた方が無難といえます。
枝豆(ビタミンC、カリウムなど) <毛艶の維持、利尿作用など>
茹でる際は塩分を加えないようにしましょう。原形よりも潰した方が、消化に良いとされています。
皮、さや、葉には注意が必要とされています。
猫のダイエットに有効とされていますが、トウモロコシには劣るようです。
豆苗(Bカロテン、ビタミンKなど) <視力維持や皮膚の健康、血液と骨の健康など>
火を通し、細かくカットしましょう。与える場合は少量からとし、アレルギーがある場合は避けるなどの対応を必要とします。
水菜(Bカロテン、カリウムなど) <視力維持や皮膚の健康、利尿作用など>
火を通す必要はないものの、食べさせるときは細かく切り刻むようにしましょう。
甲状腺を発症している場合は与えてはいけません。
ネコの体重によって与えてもよいとされる分量は異なります。ネコは肉食で基本的に与える必要がないため、トウモロコシ、ニンジンを与えるくらいでよいかもしれません。
文章:陰と陽