クラッシャー上司という言葉を聞いたことありませんか。簡単に例えるなら、部下を壊していく(退職に追い込んでいく)上司をさします。
クラッシャー上司の特徴を上げます。
基本能力は高いものの、他者の感情には疎い。(優しさに欠けている)
能力は高くとも、部下のメンタルを分からないタイプです。仕事の基本能力の高い人間というのは高確率で当てはまっているような気がします。
勉強脳、学習脳は発達しているものの、他者への優しさなどは身につけていない可能性が高いです。
能力が高い場合、普通であっても相手にとってはきついことも充分にあります。そのことを理解できないのですから、かなり危ないタイプであるといえます。
こちらは意識しているというよりも、無自覚であることがほとんどでしょう。(たまたま能力が高いために、問題になっている側面が強いです)
プライドが異常に高い
自分の非を認められないタイプが該当します。誰であっても、自分を非難するものには容赦しません。自分を守るために、どれだけの人数が犠牲になってもいとわないタイプです。そのために、部下のメンタルに重くのしかかってきます。
周囲から浮いてしまっている
一人だけ浮いていることに全く気付けないタイプといえます。周囲の誰もが認知していても、当人だけはわかっていません。一匹狼になってしまっています。
部下が定着しない
パワハラまがいのことをするため、当然のように定着率は悪くなります。退職の責任は部下に押し付けます。(クラッシャーのような同僚がいた場合も同じ結果を招きます)
一人のために一〇人、二〇人が犠牲となってしまい、会社に損失をもたらします。
気分屋である
気分に流されやすいタイプも該当します。気まぐれで他人を振り回します。感情が未発達であることが考えられます。
自分のやることは絶対だと信じて疑わない
他人の意見に耳を傾けることができないタイプです。リーダーシップを取ってきた人に多い傾向があります。
思いやりの精神だけは人一倍強いフリを演じる
他者が苦しんでいることに気づけないために、このようなことになるのでしょう。やり方がはっきりと間違っています。
他人のためになろうとするなら、しっかりと話を理解することが重要です。
被害意識は一流(メンタルが弱い)
自分が悪いことをしているにもかかわらず、被害者のような立ち振る舞いをします。他人から評価されない、認められたい思いが強すぎるためにこのようなことになるのだと思われます。孤立しがちな面も助長しているといえます。こういうタイプはどんなに努力しても、周囲から良い評価を得られることはありません。
*多くの特徴がADHDなどの障碍と被っているように映ります。クラッシャー上司=障碍者とはいいきれませんが、90パーセント以上はあてはまっているのではないでしょうか。
*人間的な未発達ゆえに話をしても解決する確率は低いです。近年はパワハラ対策が充実しているため、このような社員を訴えやすい環境が徐々に整備されていっています。泣き寝入りせずに、立ち向かってもよいのではないでしょうか。
社会で苦しむ人が減ることを切に願います。
文章:陰と陽