福祉・医療

障碍者同士が尊重し合うのは困難を伴う

 

 A型作業所、B型作業所、就労移行施設などで、互いのことを尊重しようというフレーズをよく耳にする。

 事業所として理想を掲げるのはいいことだけど、当事者にとっては難しいのではなかろうか。障碍者は自分のことで手一杯であるため、他に手を回す余裕がないのが実情なのである。(障碍が重くなればなるほど顕著になりやすい)

 尊重し合うのが特に難しい障碍に発達障害、ADHD、自己愛パーソナリティなどがあげられる。彼らは自己中心的な考えをする(最悪は自分の要求が全部通ると思っているタイプ)ため、一般人であっても心をより合わせるのはハードルが高くなる。(形式上は満足させるキャパシティーを所持しているため、どうにかこうにか乗り越えようとすることは可能)

 健常者ですら苦労するのに、空気を読む、場にそぐった発言をするといったスキルを持ち合わせていない、障碍者には厳しいのではなかろうか。まともに接していたら、躁鬱病を発症しかねない。

他の利用者のために、誰かが病気にかかっていては元も子もない。

 障碍者同士は尊重するよりも、互いの空間を守るといった方針のほうがよいのではなかろうか。距離を詰めすぎないことが、障碍者施設の安定につながるような気がしてならない。

 

文章:陰と陽  

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