福祉・医療

障碍者へのアンケートを行っている市もある

 

 福祉に関する調査のためのアンケートが自宅に送られてきた。対象者は昨年の12月現在で、障碍者手帳を取得している当事者から無作為に選んでいるようだ。全員ではないことから、たまたま選ばれたことになる。(筆者尼崎に住んで6年くらいになるけど、質問が送られてきたのは初めてである)

 回答については無記入なので、誰が書いたのかはわからないようになっている。名前を伏せることで、率直な意見を聞けるようにしている。

 質問項目は障碍の種別(程度を含む)、就職状況(一般、作業所などの項目あり)、就職していないのであればどうしているのか、あなたにとって働きやすい職場ですかといった内容が用意されていた。尼崎市手話言語条例、生涯学習活動を知っているのか、現状の要望といった質問も含まれていた。

 基本的には選択式で、自分で記入できる部分は少なかった。障碍に対する意見を取り入れたいのであれば、ここを充実させてほしかったと思う。 

 障碍者施策の取り組みはこのような方式で行われている。少しずつではあるけど、当事者の意見に耳を傾けるシステムが構築されようとしている。

 

*筆者は尼崎出身者のアンケートを記しています。他県では異なることを予めご了承ください(寝屋川に住んでいたときは一度も送られてこなかったので、行われていない可能性もある)

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 支援者と利用者【障碍編】
  2. インターネットでおすすめされている就労移行支援事業所
  3. 生活保護は減額されていくのか
  4. A型、B型作業所から一般就労しようと思う利用者が取る行動
  5. 障碍者同士であっても、分かり合えないことは多い
  6. 支援員の思いやりで障碍者は苦しむ
  7. 障碍者、健常者の苦しみは異なる
  8. 発達障碍に向く仕事、向かない仕事

おすすめ記事

詩:『悩みに負けない自分に』

誰でも生きていると、悩みは尽きないもの。マイナスの状態から0の状…

小説:『彼女との約束(5)』

前回まで・小説:『彼女との約束(1)』・小説:『彼女との約束(2)』・小…

ウスターソースを使う、「ソースカツ丼」を作ってみよう

 玉子でとじるカツ丼より、簡単に作れるウスターソース。それから派生したソースカツ丼用…

学びは楽しいもの

知的欲求という言葉がある様に、基本的に学びは、楽しいものであ…

障碍者が職場で就職(定着)するためには

 障碍者の就職率、定着率を高めるためには、自分本位な行動を改めることが重要ではなかろ…

新着記事

PAGE TOP