人生

他人の不幸を願うのは人間の自然な心理

 

  人間が他人の不幸を願うのはどうしてだろうか。

 簡単に結論をいうと、他人が不幸になることで自分が幸運になるように社会が構築されているから。棚から牡丹餅という言葉は、第三者の不幸からきているように思うこともある。

 事故、事件などで死者が出たとしよう。遺族などは悲しいかもしれないけど、これによって救われる人間が出てくるのも事実なのである。公務員などの定員が決まっている職種においては、最後の一枠に食い込む人間が現れる(合格と不合格は天と地ほど異なる)。一般会社などにおいても、欠員補充をするため、そこに転がり込むことで幸せになる可能性を秘めている。よほどの才能を所持していない限りは、誰かから奪い取る人生しか送れない宿命から逃れることはできない。

 本日も誰かが不幸になることで、幸せを享受している人間がいる。そういう一面が人間社会から完全に消え去らない限り、他人の不幸を望む人はいなくならない。認めたくない人もいるかもしれないけど、人間というのは心は大なり小なり腐っているのを頭にとどめておきたい。そう思うことで、人間関係を考え直す機会になるだろう。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 自分も相手も大切にするコミュニケーション 「アサーティブ・コミュ…
  2. 人生はすれ違いの連続
  3. 社会から問題のある社員がいなくなるのは夢物語
  4. 誰かのためではなく自分のために頑張る
  5. 何にでも挑戦してみよう
  6. 理と事
  7. 「ありがとう」の精神は大切だ
  8. 苦徹成珠(くてつじょうじゅ)
PAGE TOP