一方的な対人関係を築いてくる。誰しも一度はそういう人と出会ったことがあるだろう。
一例をあげるとするならば、勝手にプレゼントをしておいて、お返しを要求するパターン。いらないものを押し付けられて、負担させられたとあってはたまらない。不要なものを送りつけている時点で、他者の気持ちを分かっていないといわざるを得ない。
こういうタイプに多いのはプレゼントしたことで、感謝されている思い込んでいる人が多い。相手が喜ばなければ逆効果であることにすら気づけない。一方通行タイプの典型的な例といえる。
男女間のストーカーは完全に該当する。自分が好きだからといって、相手も好意を持っているとは限らない。自分の要求が通らないことに憤慨しているようでは、人間性の低さが垣間見える。
上司から部下の関係も高確率であてはまる。上司は力で従わせているだけであって、人望を得ているわけではない(きっちりと人望のある上司もいる)。どういう状況なのかをきっちりと見極めないと、退職してから痛い目に遭うことになる。(退職をしてから、誰も相手にしてくれなくなった場合は人間性ではなく、力に従っていただけなのを思い知らされる)
上記に該当するのは、他者なんてどうなってもいい(俺が正しい)という人間がかなり多い。人間として相当危険であるといえる。
気をつけていることに意識は向いていても、実際はそうならないこともよくある。一方的なのか、相手も同じであるのかをきっちりと読む能力を身に着けたいところ。意識することによって、墓穴を掘っていることも少なくない。結果が同じであれば、自分勝手な人間と同列化させられる。社会は思いやりのある、ないで判断するわけではない。こちらも孤独に追い込まれる可能性は充分にある。
自分の意志もあるけど、相手があってこそ対人関係は成り立つ。基礎中の基礎を頭に叩き込まることで、一方的にならないことに留意したい。
文章:陰と陽