香川県で子供のネット依存症の対策として、ゲームを一日一時間までとする条例の制定を目指している。
1月10日現在で、平日は一日60分、休日が90分までを想定している。中学生以下は9時以降、高校生は10時以降の使用をやめさせるよう義務付けている。(守らなくても罰則はない)
ゲームについてはオンラインゲームに限らず、ネットに繋がっていないゲームも時間に含めるようだ。ゲーム以外の動画サイトやSNSも規制対象になるようだ。
子供がオンラインゲームに課金できない仕組み作りは必要だと思うけど、これはさすがにやりすぎではなかろうか。他者の楽しみを奪う権利は誰にもない。
ちなみにスマホを規制する類似条例は2016年に「スマホのルール作りを求める」という理由の元、いくつかの県で制定されている。愛知、岡山、香川、福井、静岡などでは小中学生の夜間のスマホ使用を規制した。ただ、罰則はないため形式上にとどまる。香川県の条例は、時間を制定していることから踏み込んだ内容といえる。
条例のおぞましいところは、大半の家庭が守らなかった場合、監視カメラなどでチェックできるようにしようと発言しかねいないこと。権力者が第三者のプライバシーを侵害しようとするのは、いかなることがあって許されるものではない。歴史上に頭のいかれていた偉人はたくさんいたけど、ここまでの制約を課した人間は見当たらない。(現代のように技術が進化していたら、カメラで行動を監視していた可能性は充分にある)
行政が家庭のことまで口出しするようになれば、生きている心地はしない。超えてはいけない境界線はきっちりと守ってもらいたい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00010003-bfj-sci
©ゲーム規制条例案に高橋名人が苦言「上からの押しつけは意味がない」(BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽