健康

平熱であってもインフルエンザにかかる

 

 高熱にならないとインフルエンザにかからない。医者からある話を聞くまで、そのように思っていた。

 実をいうと高熱にならなくとも、インフルエンザを発症することがあるようだ。成人のおおよそ20パーセント、高齢者では半数近くが平熱によるインフルエンザにかかっているとのデータもある。

 人間が熱を上げるのは、病原体と戦うためであるといわれている。あえて高熱にすることで、ウイルスをやっつけていこうとする。病気にかかった当人は苦しさしか感じないけど、ある意味で必要な儀式といえるのかもしれない。

 高齢になると免疫が弱っていくため、ウイルスと戦うことが難しくなる。それゆえ、インフルエンザにかかっても、熱が上昇しにくくなる。高熱を発症しないのは自分の身を守っているのではなく、敵と戦う力が残されていないという悲しい現実なのだ。

 インフルエンザワクチンを打っていた場合も、熱が上がりにくくなるとのこと。身体を守るために行ったことが、発見を遅らせるのは皮肉かなと思ってしまう。

 平熱だからといって慢心せず、体調が悪いと思ったら積極的に診察しよう。自分の身を守れるのは自分しかいない。

 

文章:陰と陽

関連記事

  1. 樺沢紫苑『精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術』あさ出…
  2. 障碍者割引よりも障碍者の収入アップにつなげてほしい
  3. 発達障碍が人と相談してて感じたこと
  4. 感謝の気持ちを持とう【障碍編】
  5. 発達障碍は適性がはっきりしている
  6. 福祉施設の倒産が増えている
  7. 障碍者と健常者の対比
  8. 支援の充実している就労移行支援事業所の紹介
PAGE TOP