温暖化の影響なのか、一二月になっても気温があまり下がらない。中旬にさしかかっても、最高気温は一五度前後を保っている。
全国の天気予報では新潟、青森といった雪の多い地方に傘マークがついている。冬は寒いことで有名な北海道ですら、日によっては透明な液体が空から落ちてくる。三〇年前なら考えられなかっただけに、気温が上昇したのを実感する。
冬に限定するならば、温暖化は悪いとは思わない。三月を思わせる陽気で過ごせるのを、プラスに捉えている人は多いのではなかろうか。積雪のある地方においても、移動が容易になりやすいというメリットがある。
少数ではあるものの、温暖化を嘆いている人もいる。営業期間短縮を余儀なくされたスキー場の関係者だ。雪が積もらないために、なかなかオープンできない。筆者が頻繁に利用していたスキー場においても、三〇年前よりもオープンが一ヶ月程度遅れている。
温暖化がさらに進めば、多くのスキー場は営業停止に追い込まれるだろう。温暖化はスキー場で働いていた人間に、最終宣告を突きつけようとしている。
スキー場が経営を続けていけるかは多くの人にかかっている。スキーという文化をなくさないためにも、温暖化にストップをかけていきたいところ。雪が降らない日本になれば、真夏に熱中症で倒れる人が溢れかねない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00003738-tenki-soci
©寒波来ず 暖冬傾向なのに寒さにも注意が必要なワケ(tenki.jp) – Yahoo!ニュース
文章:陰と陽