働きアリの法則を以下に示す。(文章はwikiを参考にする)
- 働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
- 働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
- よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
- よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
- 働かないアリを間引くと、残りの8割の中の2割が働かないアリとなり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
- よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。 サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。
社会に置き換えるなら働くアリは優秀な人、普通に働いているアリはそれなりの業績を残す人、サボっているアリは会社に貢献できていない人と置き換えられる。
働きアリの法則を、プロ野球界にたとえてみよう。二割の選手がチームに貢献、六割が翌年の契約の対象、二割が戦力外の対象となる。(全員が解雇されるとは限らない)
二割の選手が戦力外になったとしよう。残った選手の中で、新たな戦力外候補が作り出されることになる。この流れが途絶えることはない。
一流の選手がFAで流出したとする。残った人材の中で、働くアリが誕生することになる(抜けた選手よりも優れている可能性もある)。短期的には戦力ダウンになっても、長期的な損失になることはあまりない。(よっぽど優れている、他のレベルが低すぎる場合は損失になる)
プロ野球のチームを強くするためには、6割を上にあげることが欠かせない。働かないアリのレベルが低すぎるために、他球団で見込みのない選手が残っていては未来はない。強いチームというのは優秀な人材が、それなりの人を上に引き上げている(控えの層も厚い)。
今回はプロ野球をテーマにしたけど、一般会社においても変わることはない。全体のレベルを引き上げていかなければ、未来はないといえる。
文章:陰と陽